結論、デュアルSIM最強の組み合わせは3構成

結論

デュアルSIMの最強の組み合わせは、1つには決まらず「役割で選ぶ」のが答えです。通話を無料にしたいなら楽天モバイル、通信障害への備えなら別系統の低価格回線を1本足します。NUROモバイルは、その副回線にちょうどよい価格です。

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楽天モバイルの3GBまで(月1,078円)に、NUROモバイルのバリュープラスVS(3GB・月792円)を組むと、月1,870円です。通話無料と別回線の備えが、1,000円台で揃います。最強の3構成(A・B・C)に、NUROモバイルを入れた構成Dを加えて、月額を並べます。

構成組み合わせ月額(税込)向く場面
A 分離型楽天モバイル(〜3GB)+povo2.0(0円で待機)1,078円〜通話は無料にして、障害への備えは0円で持ちたい
B 無制限軸楽天モバイル(無制限)+LINEMOベストプラン(〜3GB)4,268円動画やテザリングを気にせず使い、ソフトバンク回線も持ちたい
C 保険型今のメイン回線+povoまたはLINEMO+0〜990円メイン回線は動かさず、障害や災害に備えたい
D NURO副回線型楽天モバイル(〜3GB)+NUROモバイル バリュープラスVS1,870円通話無料と、別系統のデータ回線を安く持ちたい

月額は各社公式ページの割引適用前の料金を足した編集部算出です。楽天モバイルは使ったデータ量で月額が変わり、3GB以下が1,078円、20GB以下が2,178円、20GB超が3,278円です。最強家族割(1人110円引き)を使うと、3GBまでは968円です。

構成A、通話は楽天・備えはpovo(月1,078円〜)

楽天モバイルをメイン回線にして、通話はRakuten Linkアプリで無料にします。povo2.0は基本料0円で置いておき、楽天の電波が弱い場所でだけトッピングを買います。

トッピングは、データ追加3GB(30日間)が990円、データ使い放題(24時間)が330円からです。0円のまま持つ条件は、「povo2.0を保険回線にする条件」の節にまとめました。

構成B、データ無制限を軸にする(月4,268円)

データは楽天モバイルの無制限(月3,278円)に任せます。LINEMOのベストプラン(〜3GB・990円)は、ソフトバンク回線の備えです。

LINEMOにはLINEギガフリーがあり、LINEのトークや通話ではギガを使いません(一部の機能は対象外)。合計は4,268円です。

構成C、障害・災害への備えに絞る(月0〜990円)

メイン回線はそのままにして、別系統の回線を薄く1本だけ足します。通信障害は事業者の回線ごとに起きるため、系統の違う2回線を持つと、備えとして働きます。

メインがドコモ系なら、au系のpovo(0円で待機)かソフトバンク系のLINEMO(990円)を足します。

自分に合う組み合わせの選び方、場面別

構成は、1日の使い方から逆算すると選べます。次の4つの場面で見てください。

場面選ぶ構成理由
通話が月に何時間もあり、データは月3GBで足りるA通話はRakuten Linkで無料。データは3GB以内なら楽天が1,078円で済み、povoは0円で待機できる
通勤電車で動画を1日1時間見て、自宅でもテザリングで仕事をするBデータは楽天の無制限に任せる。LINEMOはソフトバンク回線の備え
ドコモ・au・ソフトバンクのメイン回線は動かさず、障害の日だけ困りたくないC系統の違う回線を1本足すだけ。0円で待機できるpovoか、990円のLINEMO
通話無料と、別系統のデータ回線を月1,870円で持ちたいD楽天(〜3GB)とNUROモバイルVS(3GB)で合計1,870円

編集部なら、まずAかDを選びます。どちらも月額の上がり方が緩やかで、足りなければ後からデータ容量を足せます。

NUROモバイルと楽天モバイルを併用する月額

値段と損得

楽天モバイルとNUROモバイルを併用する月額は、2社の料金を足した額です。楽天は使ったデータ量で、NUROモバイルは選んだ容量で決まります。

組み合わせ楽天モバイル(税込)NUROモバイル(税込)合計(税込)
楽天〜3GB+NURO VS(3GB)1,078円792円1,870円
楽天〜3GB+NURO VM(5GB)1,078円990円2,068円
楽天〜3GB+NURO VL(10GB)1,078円1,485円2,563円
楽天〜20GB+NURO VS(3GB)2,178円792円2,970円
楽天20GB超+NURO VS(3GB)3,278円792円4,070円
楽天〜3GB+NURO NEO(35GB)1,078円2,699円3,777円

合計欄も同じ計算です。NUROモバイルの金額は音声通話付きSIMの月額基本料金です。

副回線のNUROモバイルは、容量を3GBから選べるバリュープラスが向きます。公式の料金表に、バリュープラスは解約金0円、3日間の通信制限なしとあります。

NUROモバイルのプランと使いどころ

プランデータ容量月額(税込)デュアルSIMでの使いどころ
バリュープラス VS3GB792円副回線のデータ用。楽天と組む構成D
バリュープラス VM5GB990円副回線を少し多めに使う
バリュープラス VL10GB1,485円メイン回線の代わりに据える
バリュープラス VLL15GB1,790円メイン回線として使う
NEOプラン35GB2,699円動画も見るメイン回線。専用帯域をうたう
5分かけ放題(かけ放題ジャスト)1GB930円通話を重くする副回線。ドコモ・au回線のみ

NUROモバイル公式の料金プラン一覧にある音声通話付きSIMの料金です。容量超過後は、バリュープラスが当月末まで最大200kbps、NEOプランが最大1Mbpsに制限されます。

初期費用と解約費用の違い

項目NUROモバイル楽天モバイルLINEMO
契約事務手数料3,300円(登録事務手数料)0円(同一名義で累計5回線以上は3,850円)3,850円
1年以内の解約費用0円(バリュープラス)最大1,078円ベストプラン990円・ベストプランV 1,100円
回線ドコモ・au・ソフトバンクから選択楽天回線+パートナー回線(au回線)ソフトバンク回線

NUROモバイルには、eSIM発行手数料(440円)またはSIMカード準備料(440円)も別にかかります。楽天モバイルの契約事務手数料は0円です。

副回線は楽天と系統が重ならない回線を選ぶ

楽天モバイルは、自社回線の外ではau回線のローミングに接続します。副回線をau回線にすると、楽天のローミングと系統が重なる場面があります。

編集部なら、NUROモバイルはドコモ回線かソフトバンク回線を選びます。NUROモバイルのeSIMはドコモ回線のみなので、eSIMで持つなら選択肢は決まります。

構成Dをつくる順番

  1. 端末がデュアルSIMに対応しているか、SIMロックが解除されているかを見ます
  2. 楽天モバイルを申し込み、Rakuten Linkアプリ内で開通します。iPhoneのeSIMは、先にスタートガイドのQRコードを読み取ります
  3. NUROモバイルをドコモ回線のeSIMで申し込みます。電話番号を引き継ぐMNPの開通は、9時〜20時30分です
  4. 設定アプリで、通話用のデフォルトの回線と、モバイルデータ通信の回線を選びます

通話用の回線とデータ用の回線を分けると、通話の無料と、データ容量の選びやすさを両立できます。

デュアルSIMの設定手順(iPhoneとAndroidで1台2回線を運用する)

手順

設定で決めることは3つです。通話に使う回線、モバイルデータ通信に使う回線、通話中の切り替えです。1台で2回線を運用する前に、この3つを先に決めておきます。

iPhoneの設定

Appleの公式ページによると、異なる2つの通信事業者を使うには、通信事業者がiPhoneのロックを解除している必要があります。ロックが解除されていない場合は、2つのプランを同じ通信事業者にそろえます。

対応機種はiPhone XS・XS Max・XR以降です。iPhone 13以降は、物理SIMとeSIMに加えて、2つのeSIMでも使えます。

設定の項目決め方Appleの公式ページの説明
プランのラベル「通話用」「データ用」のように名前を付ける2つ目のプランをアクティベートしたら、プランにラベルを付けておく
デフォルトの回線通話に使う回線(楽天モバイルなど)を選ぶ連絡先に登録していない相手への発信やメッセージに使う番号を選ぶ
モバイルデータ通信データ容量の大きい回線か、安い回線を選ぶ一度に使えるモバイルデータ通信ネットワークは1つだけ
モバイルデータ通信の切り替えを許可通話中も地図やLINEを使うならオンオンにすると、音声専用の番号で通話している間、その番号が自動で音声とデータを使う

「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにすると、データ用に指定していない回線で通話している間は、モバイルデータ通信が使えません。

Androidの設定(Google Pixelの公式ヘルプ)

Google Pixelの公式ヘルプには、2つ目の回線を足す方法が3つ載っています。eSIMを2つ目として足す方法、SIMカードを2つ目として足す方法、2つのeSIMを使う方法です。

回線を足したら、設定アプリの「プライマリSIM」で、通話、テキストメッセージ、モバイルデータごとに使うSIMを選びます。データ通信のデフォルトにできるSIMは1つだけです。

2つの回線で同時に通話を受ける機能を使うには、両方のSIMでモバイルデータをオンにします。2つ目のSIMで自動データ切り替えをオンにし、携帯通信会社がWi-Fi通話に対応している必要もあります。

NUROモバイルを副回線にするときの注意

povo2.0を保険回線にする条件(180日ルール)

povo2.0は基本料0円ですが、0円のまま持ち続けるには条件があります。公式の詳細ページに書かれている内容は、次のとおりです。

povoは通話とデータのプランで、SIMカードもeSIMも使えます。データ専用はeSIMのみで、SIMカードは使えません。

編集部なら、半年に1回、データ使い放題(24時間・330円から)のトッピングを買う運用にします。カレンダーに180日目の前日を入れておくと、買い忘れを防げます。

povoのトッピングは2つを使い分ける

トッピング価格(税込)使いどころ
データ追加3GB(30日間)990円楽天の電波が弱い出張や旅行の期間に、データ用の回線として使う
データ使い放題(24時間)330円から通信障害の日や、1日だけデータをたくさん使う日。180日ルールの更新にも使える

povoのトッピングには、使える期間があります。3GBは30日間、使い放題は24時間です。使う日に合わせて買います。

povo 2.0 の基本料0円がどこまで続くか、請求され得る項目はpovo2.0の基本料0円はどこまで0円かで公式の記載を1つずつ確かめています。

eSIM専用iPhoneでデュアルSIMを使うときの注意

注意

日本で買えるiPhone 17は、物理SIMに対応していません。Appleの仕様ページには「デュアルeSIM(2つのアクティブなeSIM、保存できるeSIMは8つ以上)」と書かれています。

iPhone Airも、Appleのサポートページに、eSIMのみでアクティベートできるとの記載があります。「物理SIM+eSIM」の定番構成は使えず、2回線ともeSIMで持ちます。

回線eSIMの扱い(公式の記載)
楽天モバイルiPhoneのeSIMは、スタートガイドのQRコードを読み取り、my 楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ内)で開通する
povo2.0通話+データのプランで、SIMカードもeSIMも利用できる
LINEMOeSIM対応のスマホなら、SIMカードの発送を待たずに契約後すぐ使える
NUROモバイルeSIMはドコモ回線のみ。MNPの開通時間は9時〜20時30分

機種変更でeSIMを移すときは、再発行の手続きが要ります。NUROモバイルのeSIM再発行手数料は440円、楽天モバイルのeSIM交換・再発行手数料は0円です。

手順はeSIMの乗り換え手順にまとめています。海外で現地のeSIMを足す使い方は海外eSIMの使い方で説明しています。

1台で2回線を運用する落とし穴5つ

出典

確認日はすべて2026年10月21日です。

乗り換え前の3点

  • MNP予約番号いまの契約先でMNP予約番号を取る方法のほか、MNPワンストップに対応した携帯会社からの乗り換えなら、予約番号なしで申し込めます。NUROモバイルが対応しているかは、申込ページで調べます。NUROモバイルから他社へのMNP転出手数料は0円です(NUROモバイル公式)。
  • SIMの種類SIMカードとeSIMのどちらかを選べます。eSIMはドコモ回線のみで、au回線・ソフトバンク回線では選べません(NUROモバイル公式・2026年9月20日確認)。お使いの機種がeSIMに対応していることも前提です。
  • 初月の料金登録事務手数料は3,300円で、eSIM発行手数料・SIMカード準備料は各440円です(NUROモバイル公式)。月の途中で申し込んだとき、初月の料金が日割りか満額かは、申込ページの料金の注記で調べます。

各社公式サイトの記載をもとにしています(2026年10月12日確認)。

NUROモバイルに申し込むなら

編集部のまとめ

まとめ

デュアルSIMは「通話」と「データ」と「備え」に役割を分けると、月1,000円台で組めます。迷ったら、通話は楽天モバイルのRakuten Linkで無料にし、副回線にpovoかNUROモバイルを足す形から始めてください。

向くのは、通話が多くデータは月3GB前後の人、通信障害の日に仕事で困る人です。向かないのは、物理SIMで2回線を持ちたいのにiPhone 17を使う人と、180日ごとのトッピング購入を管理するのが面倒な人です。自分の使い方で2年の総額を比べるなら、まるごと診断が使えます。

よくある質問

よくある質問
楽天モバイルの3GBまで(1,078円)とNUROモバイルのバリュープラスVS(3GB・792円)なら、合計1,870円です。NUROモバイルを5GBのVMにすると2,068円、楽天が20GBを超えた月は合計が上がります。金額は割引適用前の税込です。
1つには決まりません。通話無料とコスパなら楽天モバイル+povo(構成A)、データ無制限を軸にするなら楽天モバイル無制限+LINEMO(構成B)、別系統の回線を安く持つなら構成C・構成Dです。使い方で選びます。
iPhone XS・XS Max・XR以降が対応です。iPhone 13以降は2つのeSIMでも使えます。iPhone 17は物理SIMに対応せず、デュアルeSIMで使います。異なる2社を使うには、SIMロック解除が要ります。
通話用の回線を「デフォルトの回線」にし、データ用の回線を「モバイルデータ通信」で選びます。データ通信に使えるのは同時に1回線だけです。通話中もデータを使うなら、iPhoneでは「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにします。
条件つきです。180日間に有料トッピングの購入がないと利用停止になり、停止から30日で契約が解除されます。180日間の通話・SMS料金が合計で税込660円を超えていれば、この停止の対象になりません。
Rakuten Linkアプリから発信した国内通話が無料です。0570などから始まる他社接続サービスと、一部特番(188)は対象外です。OS標準の電話アプリから発信すると、30秒22円がかかります。
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