結論:3社は「端末の売り方」がまったく違う
先に結論を書きます。ahamo・povo2.0・LINEMOの3社は、いずれも大手キャリアのオンライン専用プランという括りで語られがちですが、端末販売の仕組みは1社ずつ別物です。
| キャリア | 自社で端末を売っているか | 公式が案内する購入窓口 | 認定中古の扱い | eSIM |
|---|---|---|---|---|
| ahamo | 新規契約と同時のみ販売 | ahamoサイト(新規時)/ドコモオンラインショップ(機種変更時) | ドコモ認定リユース品あり | |
| povo2.0 | 直接販売なし | au Online Shop(povo2.0のまま機種のみ購入) | povo 認定中古スマホあり | |
| LINEMO | 販売なし | 案内なし(契約前に自分で用意) | SoftBank Certified(機種のみ購入の導線あり) |
「オンライン専用プラン=端末とセットで買えない」わけではありませんが、「同じ条件で3社とも買える」わけでもありません。次の章から、それぞれの窓口を具体的に見ていきます。
ahamo:新規契約と同時なら買える、機種変更はドコモオンラインショップ
申し込みの入口が2つに分かれている
ahamoのサイト内で端末を購入できるのは、新規契約と同時に機種を購入する場合のみです。すでにahamoを使っていて機種変更したい場合は、ahamoサイトではなくドコモオンラインショップでの購入が必要になります(ahamo公式FAQ、2026年8月21日時点確認)。「オンライン専用プランだから全部ahamoのサイトで完結する」と思い込むと、機種変更のタイミングで案内先が変わることに戸惑いやすいポイントです。
ahamoの端末ラインアップには、iPhone・Androidに加えてドコモ認定リユース品のカテゴリも用意されています(ahamo公式 端末ラインアップ、2026年8月21日時点確認)。どの機種が並んでいるかは時期によって変わるので、購入を決める前にラインアップページで現在の取り扱いを確認してください。
分割払いと「いつでもカエドキプログラム」
ahamoサイトでの端末購入時、分割払いは利用できます。公式FAQにも「ご利用できます」と明記されています(ahamo公式FAQ、2026年8月21日時点確認)。一方でahamoサイト内での分割回数の内訳は公式に記載がないため、断定はできません。回数が明記されているのはドコモオンラインショップのほうで、こちらは12回・24回・36回から選べ、分割手数料は無料です(ドコモ公式 分割払いのご案内、2026年8月21日時点確認)。
「いつでもカエドキプログラム」はahamo契約者でも申し込める
ドコモの端末購入プログラム「いつでもカエドキプログラム」は、ahamo契約者でも申し込みが可能です。公式FAQには「回線契約に関係なく、条件を満たした方であれば加入できる」旨の記載があります。条件はdポイントクラブへの加入と、対象機種を残価設定型24回払いで購入することです(ahamo公式FAQ、2026年8月21日時点確認)。機種変更のたびに端末代を一括で用意しにくい人は、条件を確認しておく価値があります。
なお、ahamoはeSIMに対応しています(対応機種であることが前提。ahamo公式 eSIMサポート、2026年8月21日時点確認)。
povo2.0:端末は売っていないが、au Online Shopで「機種のみ」買える
povo2.0は端末を直接販売していません(povo公式、2026年8月21日時点確認)。その代わり公式が案内している入手手段は2つあります。ひとつはau Online Shopでの「回線契約に紐づかない機種のみ購入」、もうひとつはpovo認定中古スマホです(povo公式 au Online Shopのご案内、povo公式、2026年8月21日時点確認)。
ポイントは、povo2.0を契約したままau Online Shopで端末のみ購入できることです。公式には「povo2.0のまま、機種のみご購入いただけます」と明記されており、端末購入時はau IDでログインして申し込みます(povo公式 au Online Shopのご案内、2026年8月21日時点確認)。回線はpovoのまま、端末だけをauの販売網から買う形です。
対応機種はpovoの端末ページで確認できます。au以外で販売された端末はSIMロック解除が必要な場合があると注意書きがあります(povo公式、2026年8月21日時点確認)。eSIMにも対応していますが、eSIM非対応機種でeSIMを契約しても利用できない旨の注意があるため、対応機種一覧での事前確認が案内されています。
LINEMO:端末販売なし。SoftBank Certifiedという受け皿
LINEMOは端末を販売していません。公式FAQの回答も「LINEMOではスマートフォンの販売はしていません。ご契約前に、ご自身でスマートフォンをご用意ください。」とはっきりしています(LINEMO公式FAQ、2026年8月21日時点確認)。
端末を用意する受け皿として案内されているのが、ソフトバンクの「SoftBank Certified(認定リユース品)」です。「機種のみを購入する場合はこちら」という導線が用意されており、端末のみの購入ができます(SoftBank Certified公式、2026年8月21日時点確認)。
「機種のみ購入」は乗り換えキャンペーンの対象外になりうる
SoftBank Certifiedで「機種のみ購入」する場合、乗り換え・新規契約向けの割引キャンペーンはLINEMO契約者には適用されないことがあります(SoftBank Certified公式、2026年8月21日時点確認)。「安く端末を買えるはず」と思って調べたら対象外だった、というすれ違いが起きやすい箇所です。事前に条件を確認しておきましょう。
LINEMOの動作確認端末一覧には「SIMロックが設定されている端末は、SIMロックの解除が必要です」「SIMロックが解除されていない製品はご利用いただけません」と明記されています(LINEMO公式 動作確認端末一覧、2026年8月21日時点確認)。eSIMには対応しており、「LINEMOかんたんeSIM開通アプリ」などで開通手続きができます(対応機種であることが前提。LINEMO公式 eSIM開通の案内、2026年8月21日時点確認)。
他社で買った端末を持ち込むときの確認手順
3社とも「端末を持ち込む」という選択肢があります。手順は共通していて、次の順に確認すれば大きく外しません。
- 対応端末一覧で機種を確認する:各社が公開している動作確認端末一覧に、持ち込みたい機種が載っているか確認する
- SIMロックの状態を確認する:3社とも「SIMロックが解除されていない製品は利用できない」旨を明記しているため、購入元でロック解除手続きが必要かどうかを確認する
- eSIMかSIMカードかを決める:3社ともeSIMに対応しているが、端末側がeSIM対応機種かどうかで選べる方式が変わる
- 周波数・VoLTEなどの対応状況は各社の一覧の記載に従う:一覧ページに記載された対応バンドや機能の注記を確認してから申し込む
一覧に載っていない=使えない、ではない
動作確認端末一覧に載っていない機種でも、実際には通信できるケースはあります。ただし各社は一覧に無い機種の動作を保証していません。特に音声通話やSMS、テザリングなど一部機能だけ動かないこともあるため、心配な人は乗り換え前に対応端末一覧との照合を済ませておくと安心です。スマホ本体の比較から、乗り換え先で使いやすい端末を探すのも一つの方法です。
直近の実例として、ドコモのarrows Alpha2(F-51G)は2026年8月27日発売で、発売告知には「ドコモショップ・ドコモオンラインショップ・ahamoサイトから購入可能」と記載されており、ahamoでの取り扱いがあります(ドコモ公式 arrows Alpha2製品ページ、ドコモ公式 発売告知、2026年8月21日時点確認)。本体価格は容量構成によって変わるので、金額はドコモオンラインショップかahamoの製品ページで確認してください。
元店員として:どの買い方が一番損をしにくいか
「結局どれが一番お得ですか」とよく聞かれますが、答えは人によって変わります。ここでは断定的な順位をつけず、3つの型を向き不向きで整理します。
① キャリアで買って割引・プログラムを使う
ahamoの「いつでもカエドキプログラム」のように、条件を満たせば端末購入の負担を抑えられる仕組みがあります。最新機種を定期的に買い替えたい人や、初期費用をできるだけ抑えたい人に向いています。一方で、対象機種やdポイントクラブ加入などの条件を満たす必要があります。
② 中古・認定リユースで本体を安くする
ドコモ認定リユース品、povo認定中古スマホ、SoftBank Certifiedはいずれも各社公式が扱う認定中古の窓口です。最新機種にこだわらず、まず本体価格を抑えたい人に向いています。ただし在庫は流動的で、欲しい機種・容量が揃っているとは限りません。
③ 今の端末を持ち込む
すでに手元にSIMフリー端末がある人、または今の端末のSIMロックを解除できる人であれば、端末を新たに買わずにプランだけ切り替えられます。初期費用を最小限にできる一方で、対応端末一覧・SIMロック状態の確認という一手間が必要です。
どれが向いているかは「端末にお金をかけたいか」「今の端末を活かしたいか」「最新機種に定期的に買い替えたいか」で変わります。まずは無料のプラン診断で自分の使い方を整理してから、どの型で端末を用意するかを考えるとスムーズです。
KEN編集長のまとめ
ahamo・povo2.0・LINEMOは同じ「オンライン専用プラン」というくくりで語られがちですが、端末の売り方は3社ともバラバラです。ahamoは新規契約と同時なら自社サイトで買え、機種変更はドコモオンラインショップへ回る。povo2.0とLINEMOは自社での直接販売がなく、au Online ShopやSoftBank Certifiedといった別窓口を使う形になります。
プラン選びの前に「端末をどこでどう手に入れるか」まで決めておくと、契約後に「思っていた買い方と違った」というすれ違いを防げます。持ち込みを考えている人は、対応端末一覧とSIMロックの状態を先に確認しておきましょう。
よくある質問

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