Xperia 1 VIIIとXperia 1 VIIは、ソニーストア直販の参考価格でそれぞれ235,400円〜、209,800円〜。その差は25,600円です。同じ土台の上で何が変わり、何が変わっていないのかを分けて見ると、この差額が何の代金なのかが見えてきます。まずは公式スペックの比較表から確認しましょう。
スペック比較表
| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| 参考価格 | 235,400円〜(2026年時点のソニーストア直販価格・12GB/256GBモデル) | 209,800円〜(2026年時点の参考価格) |
| 発売 | 2026年 | 2025年 |
| チップ | Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform | Snapdragon 8 Elite |
| ディスプレイ | 約6.5インチ有機EL、リフレッシュレート1〜120Hz可変、HDR対応 | 約6.5インチ有機EL、Full HD+、1〜120Hz可変、HDR対応、BRAVIA連携 |
| 解像度 | Full HD+(公式ページに画素数の明記なし) | 1080×2340(ソニー海外公式ページで確認。日本の公式ページは「Full HD+」表記のみ) |
| カメラ | 超広角16mm(F2.0)+広角24mm(F1.9、光学2倍相当48mm撮影可)+望遠70mm(F2.8、光学2倍相当140mm撮影可)。各有効約4,800万画素(記録約1,200万画素)、光学5倍相当ズーム、全レンズZEISS Tコーティング | 広角(有効画素数約4,800万画素)+超広角(約4,800万画素、VI比約2.1倍大型化センサー)+望遠85-170mm相当(約1,200万画素、光学ズーム3.5〜7.1倍)。ZEISS T*コーティング |
| フロント | 有効約1,200万画素/F2.0 | 約1,200万画素、f2.0 |
| バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
| 充電 | いたわり充電・ワイヤレス充電対応(有線急速充電の具体的W数は公式仕様に記載なし) | USB PD急速充電・Qiワイヤレス充電・いたわり充電対応(公式ページに具体的なワット数の記載なし) |
| 重さ | 約200g | 約197g |
| サイズ | 約74mm×約162mm×約8.3mm | 約74×162×8.2mm |
| ストレージ | 12GB/256GB、12GB/512GB※、16GB/512GB※、16GB/1TB※(※印はSIMフリーモデルのみ) | 12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB(SIMフリーモデル) |
| 防水防塵 | IPX5/IPX8、IP6X | IPX5/IPX8、IP6X |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| eSIM | 対応 | 対応 |
| 更新保証 | 最大4回のOSバージョンアップ、6年間のセキュリティアップデート(購入時期により回数・年数は異なる) | 最大4回のOSバージョンアップ、6年間のセキュリティアップデート(発売時期により回数・年数は異なる) |
| 取扱キャリア | ドコモ○ / au○ / ソフトバンク○ / 楽天モバイル× | ドコモ○ / au○ / ソフトバンク○ / 楽天モバイル× |
変わらなかったところ ― 同じ土台の上に載っている
まず押さえておきたいのは、この2機種が多くの部分で同じ土台を共有している点です。画面は両モデルとも約6.5インチ有機ELで、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変。バッテリーはどちらも5,000mAh、防水防塵はIPX5/IPX8・IP6Xで共通です。おサイフケータイとeSIMにも両モデルが対応し、更新保証は最大4回のOSバージョンアップ・6年間のセキュリティアップデート(購入時期により回数・年数は異なる)という条件も同じです。取扱キャリアもドコモ・au・ソフトバンクの3社で共通しており、楽天モバイルでの取り扱いはどちらも確認できていません。
重さとサイズもほぼ変わりません。Xperia 1 VIIIが約200g・約74mm×約162mm×約8.3mm、Xperia 1 VIIが約197g・約74×162×8.2mmで、数値としての差はわずかです。土台がここまで同じなら、25,600円の差額は土台以外の部分に払っていることになります。
変わったところ① チップが1世代進んだ
チップはXperia 1 VIIがSnapdragon 8 Eliteだったのに対し、Xperia 1 VIIIはSnapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platformを搭載しています。同じ「8 Elite」内の型番違いではなく、Gen 5という世代表記がついた新しい世代のチップです。公式スペックには処理性能を数値で比較できる記載がないため、当サイトでは「何%速くなった」という言い方はしません。世代が1つ進んだという事実だけを押さえ、体感差がどう出るかはアプリの使い方や普段の負荷のかけ方によって変わる、という粒度で捉えておくのが実態に近いはずです。
変わったところ② 望遠の考え方が入れ替わった
この記事でいちばん比較しにくいのがカメラ、特に望遠の設計です。Xperia 1 VIIは広角(有効画素数約4,800万画素)・超広角(約4,800万画素、VI比約2.1倍大型化センサー)・望遠85-170mm相当(約1,200万画素、光学ズーム3.5〜7.1倍)という構成で、ZEISS T*コーティングを採用しています。一方Xperia 1 VIIIは超広角16mm(F2.0)・広角24mm(F1.9、光学2倍相当48mm撮影可)・望遠70mm(F2.8、光学2倍相当140mm撮影可)という3レンズ構成で、各レンズが有効約4,800万画素(記録約1,200万画素)、光学5倍相当ズームに対応し、全レンズZEISS Tコーティングが採用されています。
どちらが上とは言えません。望遠端の焦点距離の長さで見れば、170mm相当まで伸びるXperia 1 VIIの表記のほうが長くなります。一方Xperia 1 VIIIは望遠をF2.8まで明るくし、広角24mmから望遠70mmまでの連続性を取った設計として公式に記載されています。遠くのものを大きく写す焦点距離を重視するならVIIの表記を、暗い場面での明るさや広角からのつながりを重視するならVIIIの表記を、それぞれ確認しておくとよさそうです。
公式スペックの「書かれ方」が世代で違う点
記載の有無と機能の有無は別
Xperia 1 VIIの公式スペックにはBRAVIA連携や1080×2340という解像度の記載があります(1080×2340はソニー海外公式ページでの確認で、日本の公式ページは「Full HD+」表記のみです)。一方、当サイトが参照したXperia 1 VIIIの仕様には、これらに該当する記載が確認できませんでした。これは記載の有無であって、機能の有無ではありません。世代によって公式スペック表の書かれ方自体が変わっているため、BRAVIA連携や解像度の詳細が気になる方は、購入前に各社公式サイトで最新の記載をご確認ください。
どちらを選ぶかの判断軸
- 16GB/1TBのストレージが要る人:Xperia 1 VIIIはSIMフリーモデルに16GB/1TBの選択肢があります。Xperia 1 VIIの最上位はSIMフリーモデルで16GB/512GBです。
- 望遠端の焦点距離を重視する人:85-170mm相当・光学ズーム3.5〜7.1倍というXperia 1 VIIの表記を確認しておきたいところです。
- 差額25,600円を他に回したい人:ケースや保証、通信費など他の出費に回すなら、209,800円〜のXperia 1 VIIも選択肢になります。
- もう1世代前も選択肢に入れたい人:Xperia 1 VIも、価格や仕様次第では比較対象になります。
KEN編集長のまとめ
Xperia 1 VIIIとXperia 1 VIIは、画面サイズ・バッテリー・防水防塵・更新保証といった土台がほぼ共通しています。25,600円の差額は、Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platformというチップの世代と、望遠カメラの設計思想、そして16GB/1TBというストレージ上位構成の有無に払っていると整理できます。どちらの望遠表記が自分の撮り方に合うかを軸に選ぶと、判断がしやすくなるはずです。
端末選びとあわせて、スマホ本体比較で他機種の条件も確認しておくと、通信費全体の見直しにもつながります。
出典:ソニー公式サイト(Xperia 1 VIII スペック・2026年7月21日確認/Xperia 1 VII スペック・2026年7月15日確認)。価格は変動します。購入前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
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