auひかりプラス タイプ2(ワイヤレス)とは

「auひかりプラス」は、KDDIが2026年9月17日に提供を開始する家庭向けインターネットサービスです(発表は9月4日)。ハイブリッドホームルーターが届いた日からau 5G通信でネットと電話が使え、光回線を契約している場合は開通後に手続きなしで自動的に光回線へ切り替わる仕組みが特徴です。

このauひかりプラスには、カタログ上で「タイプ1」「タイプ2」「タイプ3」の3タイプがあります。

タイプ対象サービス使う回線
タイプ1ホーム10ギガ/ホームKDDIの光回線
タイプ2ワイヤレスau 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+(モバイル回線のみ)
タイプ3ホーム10ギガ/ホーム/マンション10ギガ/マンション提携事業者の光回線(NTT東西の光コラボレーションモデル)

タイプ1・タイプ3は名前のとおり光回線を使うプランですが、タイプ2(ワイヤレス)は光回線をまったく使わず、au 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+のモバイル回線だけでインターネットに接続します。ハイブリッドホームルーターをコンセントに挿すだけで使い始められ、光回線のような開通工事はありません。

タイプ2(ワイヤレス)の月額料金

カタログに掲載されている「お支払い合計額」の条件例(税込・2年契約・プロバイダBIGLOBE・Wi-Fiパック同時申込・auでんき契約)では、ワイヤレスの月額は次のように推移します。

期間月額(税込)
〜13ヵ月目5,500円
14ヵ月目〜37ヵ月目5,940円
38ヵ月目〜6,160円

内訳は、ネット利用料4,642円+ハイブリッドホームルーターレンタル858円+Wi-Fiパック770円(電話込み)の合計6,270円が基本額です。ここに「Wi-Fiパックデビュー割」(初月無料+最大12ヵ月770円割引)が乗ることで〜13ヵ月目は5,500円になり、その後は「auひかりプラス でんきセット割」(Wi-Fiパック−330円、最大24ヵ月/25ヵ月目以降は−110円、auでんき契約が条件)に置き換わることで5,940円→6,160円と変化していきます。ワイヤレスには工事費がないため、ホーム・マンションのような工事費分割の項目はありません。

「ひかり準備割」はワイヤレスの対象外

ホーム・マンション(タイプ1/タイプ3)には、光回線が開通するまでの最大4ヵ月間ネット利用料とルーターレンタル料を0円にする「ひかり準備割」があります。しかしワイヤレス(タイプ2)はそもそも光回線を使わないため、この割引の対象外です。上表の金額がそのままワイヤレスの実質負担額になります。

2年契約の契約解除料は3,102円(契約満了月・翌月・翌々月を除く)です。2年契約以外の標準料金はプロバイダによって異なるため、各プロバイダの公式サイトで確認してください。

初期費用は登録料4,950円のみ

タイプ2(ワイヤレス)の初期費用は、全タイプ共通のサービス登録料4,950円(税込)のみです。タイプ1(ホーム)・タイプ3(ホーム・マンション)では別途工事費(ホーム39,600円=1,650円×24回、マンション26,400円=1,100円×24回)がかかりますが、ワイヤレスには工事がないため工事費は発生しません

なお、電話(K)をネットと同時に申し込まない場合は申込手数料880円がかかります。Wi-Fiパックには電話(K)が含まれているため、Wi-Fiパックを同時申込する通常のケースではこの手数料は関係ありません。

通信条件:スタンダードモードとプラスエリアモード

タイプ2(ワイヤレス)の通信には「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」の2つのモードがあります。

モードデータ容量特徴
スタンダードモード(初期設定)制限なし800MHz帯は非対応
プラスエリアモード月間30GBまでより広いエリアで利用可能。超過後は当月末まで最大128kbpsに制限

初期設定はスタンダードモードで、こちらはデータ容量の上限がありません。電波が届きにくい場所ではプラスエリアモードに切り替えることでより広いエリアをカバーできますが、月間30GBを超えると当月末まで速度が最大128kbpsに制限されます。利用できる通信規格はau 5G・au 4G LTE・WiMAX 2+です。契約解除料はホーム・マンションと同じ3,102円です。

タイプ1・タイプ3から「タイプ2へ変更される」ケースがある

ワイヤレス(タイプ2)は、申込者が自由に選べるタイプというより、住所や建物の設備状況によって決まる面があります。カタログには「提供サービスは提供地域・設備状況により異なります」との記載があり、タイプ1(ホーム)で申し込んだ場合でも、次のようなケースでは申込内容が「ワイヤレス(タイプ2)」へ変更されることがあります。

つまり「タイプ1で申し込んだつもりが、結果的にワイヤレス運用になる」ケースが起こり得るということです。どのタイプになるかは提供地域・建物の設備状況で決まるものであり、希望どおりのタイプになるとは限らない点を理解しておきましょう。

Wi-Fiパック・電話(K)はワイヤレスでも使える

Wi-Fiパック(月額770円)は全タイプ共通のオプションで、ワイヤレス(タイプ2)でも同じように利用できます。内容はホームネットワークプロテクション(不正アクセス・マルウェア検出・詐欺サイト防止)、迷惑電話発着信ブロック(330円相当)、固定電話サービス「電話(K)」(770円相当)、着信転送(550円相当)、公衆Wi-Fi「ギガぞうWi-Fi」(590円相当・全国10万以上のスポットで利用可・VPN対応・最大5台接続)をまとめたパックで、単体換算では2,240円相当になります。Wi-Fiパックは単体契約ができません。

電話(K)は月額770円(Wi-Fiパックに含む)で単体提供はなく、通話料は固定電話宛8.8円/3分、au・UQ mobile宛17.05円/分、その他携帯宛17.6円/分などです。電話番号・電話機は原則そのまま使え(番号ポータビリティ手数料2,200円がかかる場合あり)、110・119・118番も利用できます(緊急通報時は070-から始まる専用番号が通知されます)。電話(K)とau携帯(au・povo1.0)を「KDDIまとめて請求」でまとめると、自宅電話から当社携帯・自宅電話宛の国内通話が24時間無料になる「auまとめトーク」も利用できます。

スマートバリューは対象になる

タイプ2(ワイヤレス)は、auスマートバリュー(au)/自宅セット割 インターネットコース(UQ mobile)の対象です。カタログ上の対象プランの表記は「auひかりプラス ワイヤレス タイプ2 5G」で、このプランに加入し、あわせてau・UQ mobile側で対象の料金プランに加入することでスマホ料金から最大1,100円/月の割引が受けられます。家族の対象回線にも適用され、1グループにつきau・UQ mobile合算で最大10回線まで対象になります。割引額は加入するスマホの料金プランによって異なるため、具体的な金額は公式サイトで確認してください。

光回線(タイプ1/タイプ3)との違い

ワイヤレス(タイプ2)と、光回線を使うタイプ1・タイプ3の主な違いをまとめます。

項目タイプ2(ワイヤレス)タイプ1・タイプ3(光回線)
使う回線au 5G/au 4G LTE/WiMAX 2+KDDIの光回線(タイプ1)/NTT東西の光コラボ(タイプ3)
開通工事不要あり(場合により不要なケースもあり)
速度上限公式に速度上限の記載なし(公式で確認)光開通後 最大10Gbps(10ギガプラン・一部エリア)/最大1Gbps(ホーム・マンション・ベストエフォート)
初期費用登録料4,950円のみ登録料4,950円+工事費(ホーム39,600円/マンション26,400円)
38ヵ月目〜の月額(条件例)6,160円ホーム10ギガ7,898円/ホーム7,238円/マンション10ギガ7,898円/マンション6,160円

出典:KDDIニュースリリース(2026年9月4日)インターネット総合カタログ(auひかりプラス・2026年8月13日時点)(2026年9月5日確認・税込)

38ヵ月目以降の月額だけを見ると、ワイヤレスの6,160円はマンション(タイプ3)の37ヵ月目以降の月額と同額になっています。ただし速度上限やエリアの条件は異なるため、料金だけで判断せず、次の「向いている人・向かない人」も参考にしてください。

タイプ2(ワイヤレス)が向いている人・向かない人

向いている人

賃貸で開通工事の許可が取りにくい人、引っ越しの予定があり光回線の工事をためらっている人、開通工事を待たずにすぐネットを使い始めたい単身者には、工事不要のワイヤレスが選択肢になります。

向かない人

プラスエリアモードで月30GBを超えるデータ通信を頻繁に行う人は、超過後に最大128kbpsまで速度が落ちる点に注意が必要です。また、光開通後に最大10Gbps・1Gbpsといった速度上限が明示されているタイプ1・タイプ3と比べ、ワイヤレスは公式に速度上限の数値が示されていません。通信の安定性や速度の上限を重視するなら、光回線を使うタイプ1・タイプ3、あるいは他社の光回線も含めて比較することをおすすめします。

KEN編集長のまとめ

auひかりプラス タイプ2(ワイヤレス)は、光回線をまったく使わずau 5G・4G LTE・WiMAX 2+だけでネットを使うプランです。初期費用は登録料4,950円のみで工事費がかからず、月額も〜13ヵ月目5,500円からとシンプル。工事ができない・待てないという人にとっては、検討する価値のある選択肢です。

一方で、「ひかり準備割」の対象外であること、プラスエリアモードには月30GBの上限があること、そしてタイプ1・タイプ3で申し込んでも設備状況によってはワイヤレスへ変更されることがある点は、申し込み前に理解しておきたいポイントです。料金・通信条件は今回のカタログ記載時点(2026年8月13日)のものなので、申し込み前に公式の最新情報も確認してください。

よくある質問

使いません。タイプ2(ワイヤレス)はau 5G・au 4G LTE・WiMAX 2+のモバイル回線のみで通信するプランで、光回線は利用しません。
全タイプ共通のサービス登録料4,950円(税込)のみです。ホーム・マンション(タイプ1・タイプ3)にかかる工事費は発生しません(2026年8月13日時点のカタログ記載)。
初期設定の「スタンダードモード」はデータ容量の上限がありません。より広いエリアで使える「プラスエリアモード」に切り替えた場合は月間30GBの上限があり、超過すると当月末まで最大128kbpsに速度が制限されます。
あります。カタログでは、地域・建物の設備状況により光回線の提供ができない場合や、開通工事の日程について工事日連絡が取れない場合に、申込内容が「ワイヤレス(タイプ2)」へ変更されることがあると案内されています。どのタイプになるかは住所や建物の設備状況によって決まります。

※auひかりプラスは2026年9月17日提供開始のサービスです。この記事は2026年9月5日時点でKDDIが公開しているニュースリリース・カタログの記載をもとに作成しており、サービス開始後の公式サービスページはまだ公開されていません。お申し込みの前には、2026年9月17日以降にKDDI公式サイトで最新の料金・提供エリア・条件をご確認ください。

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