結論:2つの改定を踏まえて比較する
auひかりプラスは2026年9月17日提供開始の新サービスで、光回線とau 5G回線を組み合わせた「ハイブリッドホームルーター」で使います。ルーターの電源を入れた瞬間からau 5Gでネットが使え、光回線の開通後は手続きなしで自動的に切り替わる仕組みです(特許第7853512号)。一方のソフトバンク光は、2026年12月1日から月額が一律+330円に改定されることが公式サイトに明記されています(戸建て5,720円→6,050円、マンション4,180円→4,510円。既存契約は12月以降の契約満了月の翌月から適用)。この記事では、改定前後の2本立てでソフトバンク光とauひかりプラスを比較します。
auひかりプラスは「選べる」サービスではない
auひかりプラスには「タイプ1(KDDIの光回線)」「タイプ2(au 5G等のワイヤレス)」「タイプ3(NTT東西の光コラボを利用)」の3タイプがありますが、どのタイプになるかは住所や建物の設備状況で決まります。申込者が自由に選べるわけではない点は先に押さえておきたいポイントです。タイプの違いはauひかりプラスのタイプ1〜3を比較した記事、マンションでの扱いはタイプ3を詳しく解説した記事でまとめています。
月額を比較する(戸建て・auひかりプラスは「ホーム」)
まず戸建てで比較します。auひかりプラスの月額は、KDDIのインターネット総合カタログに掲載されている「お支払い合計額」の例(2年契約・プロバイダBIGLOBE・Wi-Fiパック同時申込・auでんき契約)にもとづきます。この金額には、ネット利用料に加えてハイブリッドホームルーターのレンタル料858円(必須)とWi-Fiパック770円が含まれ、契約からの経過月数によって3段階で変わります。
| 比較項目 | ソフトバンク光(1ギガ・戸建て) | auひかりプラス ホーム(戸建て) |
|---|---|---|
| 月額(現行・〜2026年11月) | 5,720円 | 6,578円(〜12ヶ月目) 7,018円(13ヶ月目〜) 7,238円(37ヶ月目〜) |
| 月額(2026年12月1日〜) | 6,050円 (既存契約は満了月翌月から) | 2026年9月5日時点、KDDI公式に12月改定の発表なし |
| 参考:ネット利用料のみ | 5,720円 | 5,720円(開通後) |
| 回線 | 光回線・1ギガプラン(回線方式の詳細は検証外→公式で確認) | KDDIの光回線(タイプ1)+提携光コラボ(タイプ3・NTT東西)+au 5G/4G LTE/WiMAX 2+(タイプ2)の組み合わせ。住所・建物の設備状況でどのタイプになるかが決まる |
| 速度 | 検証外→公式で確認 | 光開通後、上り下り最大1Gbps(ホーム)/最大10Gbps(10ギガプラン・一部エリア)。いずれもベストエフォート |
| 工事前利用・5Gバックアップ | 検証外→公式で確認 | ルーター到着後すぐau 5Gで利用開始→光開通後は手続きなしで自動切替。光障害時はau 5Gへの切替が可能(現状は手動切替。自動検知は2026年度内のファームウェア更新で搭載予定) |
| 契約期間・解除料 | 2年自動更新(期間の定めのないプランは6,930円)。解除料は検証外→公式で確認 | 2年契約、契約解除料3,102円(満了月・翌月・翌々月を除く)。2年契約以外の標準料金はプロバイダで確認 |
| セット割 | おうち割 光セットの対象(割引額は検証外→公式で確認) | auスマートバリュー/自宅セット割 インターネットコース(UQ mobile)の対象。対象プラン加入で最大1,100円/月、家族の対象回線にも適用(1グループ最大10回線) |
| 初期費用 | 検証外→公式で確認 | 登録料4,950円+工事費39,600円(1,650円×24回。初期費用相当額割引で開通翌月から最大24ヶ月相殺) |
出典: KDDIニュースリリース・インターネット総合カタログ(auひかりプラス)・ソフトバンク光 料金公式ページ(2026年9月5日確認)
読み解き:差が330円開くが、上乗せ分もある
改定前(2026年11月まで)は、ソフトバンク光の月額5,720円と、auひかりプラスのネット利用料5,720円がちょうど同じ金額になります。ところが2026年12月1日の改定後は、ソフトバンク光が6,050円に上がる一方でauひかりプラスのネット利用料は5,720円のまま変わらないため、この2つの差は330円に開きます。
ただし、auひかりプラス側にはハイブリッドホームルーターのレンタル料858円(必須)とWi-Fiパック770円が別途乗るため、実際に支払う総額で見るとauひかりプラスのほうが高くなる時期があります(上表の3段階の実質負担を参照)。「ネット利用料だけの差」と「実際の請求額の差」は別のものとして見る必要があります。なお上表の実質負担は、2年契約・BIGLOBE・Wi-Fiパック・auでんき契約というカタログ掲載の条件例であり、プロバイダや契約内容が異なれば金額も変わります。
マンションの場合
マンションでも同じ構図です。ソフトバンク光マンションは2026年12月1日に4,180円→4,510円へ改定されます。auひかりプラスのマンションは、ネット利用料4,642円に加えて同じくルーターレンタル858円・Wi-Fiパック770円が乗り、契約からの経過月数で5,500円→5,940円→6,160円と変わります(いずれも2年契約・BIGLOBE・Wi-Fiパック・auでんき契約の例)。
| 比較項目 | ソフトバンク光(1ギガ・マンション) | auひかりプラス マンション |
|---|---|---|
| 月額(現行・〜2026年11月) | 4,180円 | 5,500円(〜12ヶ月目) 5,940円(13ヶ月目〜) 6,160円(37ヶ月目〜) |
| 月額(2026年12月1日〜) | 4,510円 (既存契約は満了月翌月から) | 2026年9月5日時点、KDDI公式に12月改定の発表なし |
| 参考:ネット利用料のみ | 4,180円 | 4,642円(開通後) |
マンションはタイプ3(NTT東西の光コラボを利用)のみのタグがカタログに付いており、建物によって設備状況が異なります。マンションタイプの詳細はタイプ3の解説記事を参照してください。
どんな人に向いているか(セット割で結論が分かれる)
スマホとのセット割を考えると、契約しているキャリア系列によって向き不向きが分かれやすい組み合わせです。
① au・UQ mobileのスマホを使っている場合
auひかりプラスの対象サービスで「ネット+電話」に加入する、またはワイヤレス(タイプ2)の対象プランに加入すると、auスマートバリューまたは自宅セット割 インターネットコースの対象になります。対象プランのスマホ料金から最大1,100円/月の割引が受けられ、家族の対象回線にも適用されます(1グループ最大10回線)。
② ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っている場合
ソフトバンク光は「おうち割 光セット」の対象です。割引額は今回の検証範囲に含めていないため、契約中・検討中のプランでの実際の割引額は公式サイトで確認してください。
③ 工事を避けたい・入居してすぐ使いたい場合
auひかりプラスのワイヤレス(タイプ2)であれば、光回線を使わずau 5G/4G LTE/WiMAX 2+のみで利用するため工事が不要です。ただし通信量を抑える「プラスエリアモード」には月間30GBの上限があるなど、光回線を使う「ホーム」「マンション」とは通信条件が異なります。
KEN編集長のまとめ
auひかりプラスとソフトバンク光は、単純な月額表示だけで比べると近い金額に見えますが、性質の違う2つの変動が同時に起きています。ソフトバンク光は12月の改定でネット利用料自体が上がるのに対し、auひかりプラスはネット利用料は変わらないものの、ルーターレンタルとWi-Fiパックという必須の上乗せが別にある、という違いです。
契約しているスマホのキャリア系列でセット割の対象が変わる点も踏まえ、まずは自分の建物でどちらが提供可能か、auひかりプラスならどのタイプ(タイプ1〜3)になるのかを確認したうえで、実質負担額を比べることをおすすめします。
よくある質問
サービス開始後にあらためて確認を
auひかりプラスは2026年9月17日にサービスが始まる新サービスのため、この記事は2026年9月5日時点のKDDI公式リリース・カタログにもとづいて作成しています。提供エリア・対応プロバイダ・具体的な適用条件は、2026年9月17日のサービス開始後にあらためて公式ページで最新条件を確認してください。

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