この記事の使い方と、数字の出どころ

この記事の6つの質問は、上から順番に答えていく使い方を想定しています。それぞれの質問に答えると、その時点で当サイトに掲載されている102機種のうち何機種が候補として残るかが分かります。矢印でつながった分岐図ではなく、質問とその直後の表という組み合わせで進めます。図を追うより、表の数字を目で確認しながら読める形にしたいと考えたためです。

使っている数値はすべて、当サイトのデータベースdata/devices.json(2026年9月13日時点・掲載102機種)を実際に数えた結果です。総務省の統計やメーカー各社の出荷実績のような業界全体の数字ではなく、当サイトが個別に確認・掲載している端末だけを対象にした集計であることを、最初にお断りしておきます。同じ質問を別の比較サイトの掲載機種で数えれば、残る機種数はおそらく違う値になります。

また、6つの質問はいずれも当サイトのデータ上で機械的に判定できる項目(OS・価格帯・重さ・防水等級の表記・FeliCa対応・OSアップデート年数の公表有無)だけで作っています。カメラの写りや操作感といった、実際に使ってみないと分からない主観的な軸は、この記事の質問には1つも含まれていません。この点は記事の終盤でもう一度触れます。

フローチャート本体(6つの質問)

次の6つの質問に、順番に目を通してください。各質問のすぐ下に「答え→残る機種数」の表を置いています。自分の答えに近い行を確認しながら読み進めると、最終的に自分の条件に合う機種のおおよその母数がつかめます。

  1. Q1. iPhoneか、Androidか
答え残る機種数
iPhone(Apple)を選ぶ16機種
Androidを選ぶ86機種
  1. Q2. 予算はどのくらいか(SIMフリーの参考価格)
答え残る機種数
〜79,999円18機種
80,000〜149,999円20機種
150,000円〜33機種
(参考価格が非公表の機種)31機種
  1. Q3. 重さにこだわるか
答え残る機種数
184g以下を希望(下位25%基準)26機種
184g超209g以下(中央付近)51機種
209g超でも気にしない(上位25%)25機種
  1. Q4. タフネス性能(高い防水等級)を重視するか
答え残る機種数
IPX9またはIP69を公式が明記10機種
それ以外(IP68などを含む)92機種
  1. Q5. おサイフケータイ(FeliCa)が使えるか
答え残る機種数
公式で対応を確認できた機種98機種
非対応・要確認・当サイト未確認4機種
  1. Q6. OSアップデートの提供年数が公表されているか
答え残る機種数
公表あり39機種
年数の形の公表を確認できていない63機種

ここまで6問を並べましたが、Q5とQ6は他の質問と性質が異なります。Q5は102機種中98機種が「対応」に入ってしまうため、そもそも絞り込みの役に立ちません。Q6は逆に、iPhone16機種すべてが「確認できていない」側に入るという特殊な事情があります。この2つの詳細は後の見出しで説明します。

Q1 iPhoneかAndroidか — 16 vs 86 の意味

最初の質問は、OSでiPhoneかAndroidかを選ぶというものです。当サイト掲載102機種のうち、iPhone(Apple)は16機種、Androidは86機種です。6つの質問の中でこのQ1は、答えるだけで候補を最大84%(86機種)減らせる場合がある、最も効果の大きい質問だと言えます。

ただし、これは当サイトの掲載機種構成に依存する数字です。国内で流通しているAndroid機種の種類がもともとiPhoneより多いため、当サイトの掲載機種でもAndroidの数が多くなっています。iPhoneを選んだ場合は16機種という比較的絞られた母数からスタートできますが、Androidを選んだ場合はこの後の質問(価格・重さ・タフネスなど)で追加の絞り込みが必要になる、という違いがあります。

Q2 予算 — 落ちるのは高い機種ではなく、価格が公表されていない31機種

予算で絞り込む質問は、価格帯を3段階(〜79,999円・80,000〜149,999円・150,000円〜)に分けています。当サイト掲載102機種の内訳は、〜79,999円が18機種(iPhone1・Android17)、80,000〜149,999円が20機種(iPhone7・Android13)、150,000円〜が33機種(iPhone8・Android25)です。3段階を足すと18+20+33=71機種になります。

残りの102−71=31機種は、当サイトの調べた範囲でメーカーやキャリアが参考価格を公表していない機種です。31機種はすべてAndroidで、iPhoneは0機種です。当サイトはこの31機種に推測価格を入れていないため、「予算◯円以下」という条件で機械的に絞り込みをかけると、高い機種が落ちるのではなく、この価格非公表の31機種がまるごと検討の土俵から外れてしまいます。71+31=102で、掲載102機種と一致します。

この記事で伝えたい注意点

予算で絞る作業は「高い機種を除外する」作業だと思われがちですが、実際に真っ先に候補から消えるのは価格非公表の31機種です。気になる機種がこの31機種に含まれている場合は、価格帯での絞り込みより先に、その機種のページで価格公表の有無を個別に確認することをすすめます。

Q3 重さ — 102機種の分布から引いた線(平均197.2g・中央値195g)

重さの質問で使っている「軽い」「重い」の境目は、業界の公式な定義ではありません。当サイト掲載102機種の重さを集計し、平均197.2g・中央値195g・第1四分位184g・第3四分位209g・最軽144g・最重258gという分布から、当サイトが独自に引いた線です。

184g以下(分布の下位25%)に当たる機種は26機種(iPhone8・Android18)、209g超(分布の上位25%)に当たる機種は25機種です。残りの51機種は184g超209g以下の中央付近に集まっています。「軽さ重視」で184g以下を条件にすると母数は102機種から26機種まで絞られますが、これは統一された業界基準の「軽量機」ではなく、あくまで当サイト掲載機種の中での相対的な位置づけである点に注意してください。

Q4 タフネス — IPX9/IP69は10機種だけ。ただし「防水でない」という意味ではない

タフネス性能を重視する質問では、高い防水等級であるIPX9またはIP69を公式が明記している機種を数えました。当サイト掲載102機種のうち、該当するのは次の10機種のみです。

注意

この10機種に入っていないからといって、その機種が防水でないという意味ではありません。IP68など、IPX9/IP69以外の防水等級を公式が明記している機種は他にも多くあります。この質問はあくまで「IPX9またはIP69という特定の高い等級を明記しているか」だけを条件にした絞り込みです。

Q5 おサイフケータイ — 98/102。この質問は絞り込みに使えない

おサイフケータイ(FeliCa)対応の有無で絞り込む質問は、スマホ選びの記事でよく見かけます。しかし当サイト掲載102機種で実際に数えると、公式で対応を確認できた機種は98機種にのぼります。非対応が1機種(DIGNO BX3・カメラレスモデル)、公式の表記が確認できず「要確認」扱いが1機種(Xiaomi 15 Ultra)、当サイトが未確認(null)のものが2機種(Google Pixel 11 Pro XLGoogle Pixel 11 Pro Fold)で、これらを合わせても4機種にとどまります。

つまり、この質問を「対応か非対応か」で分けても、102機種中98機種はどちらにしても対応の側に残ります。フローチャートに組み込む意味のある質問は、答えによって残る機種数が大きく変わるものです。Q5はその条件を満たしておらず、当サイトのデータで見る限りほぼ誰も落ちない質問だと言えます。おサイフケータイを重視する読者は多いはずですが、当サイト掲載機種の範囲では、これを絞り込みの決め手にはできません。

Q6 アップデート年数 — 39/102しか公表なし・iPhoneは0/16が判定不能

OSアップデートの提供年数が公表されているかを尋ねる質問です。当サイト掲載102機種のうち、年数の形で公表されているのを確認できたのは39機種、確認できていないのは63機種です。

ここで断っておきたいのは、iPhone16機種については、当サイトが調べた範囲では年数の形の公表を1機種も確認できていない(0/16)という点です。この質問でフローチャートを分岐させると、iPhoneを選んだ読者は16機種全部が「確認できていない」側に入ってしまいます。

断定しないための注意

これは「iPhoneが長く使えない」という意味ではありません。当サイトが公式ページ上で、年数という形の約束を見つけられていない、という当サイト側の確認状況を示しているだけです。iPhoneのソフトウェアサポート方針の詳細を知りたい場合は、Apple公式の発表内容を個別に確認することをすすめます。

この記事の限界

この記事の数字を読むときに、あらかじめ知っておいてほしい前提を整理します。

これらの限界を踏まえると、この記事のフローチャートは「候補の母数を大まかにつかむための最初の一歩」として使うのが向いています。最終的な1台を決める前には、実機に触れる、レビューを読むといった、数字だけでは分からない情報も合わせて確認することをすすめます。

質問に答えながら絞りたい人へ

この記事では、6つの質問と表という形で絞り込みの考え方を示しました。同じ考え方を、1問ずつ答えながら対話形式で進められるようにしたのがスマホ診断ツールです。フローチャートを目で追うより、質問に答えていく形の方が進めやすいという方は、そちらも試してみてください。

よくある質問

当サイト掲載102機種のうち98機種が公式で対応を確認できているためです。対応・非対応で分けても102機種中98機種はどちらにしても対応側に残ってしまい、答えによって残る機種数がほとんど変わらないため、絞り込みの軸としては機能しません。
当サイトは推測価格を入れていないため、参考価格が確認できていない31機種は価格帯の表には含めていません。予算で機械的に絞り込むと、この31機種は検討の対象からまるごと外れてしまうので、気になる機種がある場合は個別にその機種のページで価格公表の有無を確認することをすすめます。
当サイトが調べた範囲では、iPhone16機種について年数の形の公表を公式ページ上で確認できていません。長く使えないという意味ではなく、当サイト側で年数という形の約束を見つけられていないという状況です。詳細を知りたい場合はApple公式の発表内容を確認してください。
業界共通の公式な定義ではなく、当サイト掲載102機種の重さの分布から引いた線です。102機種の第1四分位である184g以下を「軽量重視」の目安、第3四分位である209g超を「上位25%」の目安として使っています。
当サイト掲載102機種のうち、IPX9またはIP69を公式が明記しているのはAQUOS R11・AQUOS wish5arrows Alphaarrows We3motorola edge 60s proOPPO Find X9OPPO Reno13 ATORQUE G07arrows Alpha2OPPO Reno15 Aの10機種です。これ以外の機種が防水でないという意味ではありません。
この6つの質問は、当サイトのデータ上で機械的に判定できる条件だけで作っており、カメラの写りや操作感といった主観的な軸は含まれていません。候補の母数をつかむ最初の一歩として使い、最終的な決定の前には実機やレビューも合わせて確認することをすすめます。
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