中古スマホで失敗しやすい7つの注意点

注意

中古スマホの注意点は7つです。通信が止まる赤ロム、本人以外が使えないロック、SIMロック、バッテリー、OSの更新期限、保証、技適と対応バンドを、購入前に調べます。

  1. 赤ロム(ネットワーク利用制限)の判定が「○」か
  2. アクティベーションロックやGoogleアカウントの保護が解除済みか
  3. SIMロックが解除済みか、そもそもかかっていないか
  4. バッテリーの最大容量が十分か
  5. OSの更新期限まで、あと何年使えるか
  6. 販売店の保証と、赤ロム保証の中身は何か
  7. 技適マークがあり、使う回線のバンドに対応しているか

買う前の確認は、この記事の後半に10項目の表でまとめています。

赤ロム(ネットワーク利用制限)とは?IMEIで確認する方法

赤ロムとは、ネットワーク利用制限の判定が「×」の端末です。通信も通話もできません。見た目は普通の端末でも、SIMを入れて初めて分かることがあります。

確認は、端末の製造番号(IMEI)15桁を、携帯会社の確認ページに入力する方法です。IMEIは、電話アプリで「*#06#」を入力すると表示されます。iPhoneは、設定の「一般」から「情報」でも見られます。

判定意味
○利用できる。一括払い済み、または分割払いが完了した端末
△利用できるが、分割払いの途中。支払いが滞ると「×」に変わる可能性がある
×利用制限中。通信も通話もできない
−IMEIが登録情報に見つからない状態。入力ミスや、購入直後で反映前の可能性がある

判定の意味は、楽天モバイルの公式の解説ページによります。「○」でも、その後に不正契約などが分かった場合は、制限される可能性があります。

楽天モバイルを検討しているなら

公式の申込ページで、いまの料金とキャンペーンの条件を確認できます。

ドコモは、2016年6月1日以降に分割払い等で購入した端末を、支払い期間中は「△」と表示します。新規に購入した機種は、不正契約などを調べる一定の期間も「△」です。auの確認ページに出るのは、前日時点の登録状況です。

携帯会社確認ページ
ドコモの利用制限確認サイト製造番号(IMEI)を入力する
auの利用制限確認サイト中古や譲渡された端末は、購入者自身で事前に確認するよう案内している
ソフトバンクの利用制限確認サイト「△」「×」の原因になる項目を公式ページに載せている
楽天モバイルの利用制限確認サイト「○」「△」「×」「−」の意味は、公式の解説ページに載っている

利用制限がかかる原因

ソフトバンクの公式ページは、「△」や「×」になっている場合に当てはまる可能性がある項目を、次の5つに挙げています。

赤ロムへの対処

「○」の端末を選び、「△」は赤ロム保証つきの店だけで検討します。保証の中身は店ごとに違うため、4店の規約を並べた赤ロム保証を公式規約で読み比べた記事で比べてください。

アクティベーションロックとGoogleアカウントの保護

iPhoneは、前の持ち主のApple Accountが残っていると、初期化しても本人以外は使えません。「探す」をオンにすると自動で有効になる、アクティベーションロックの仕組みです。

中古のiPhoneで確かめる手順

Appleの公式ページは、次の順で調べる手順を示しています。

  1. 電源を入れてロックを解除する
  2. パスコード画面やホーム画面が出たら、端末は消去されていない。販売店に完全消去を頼む
  3. 初期設定を始める
  4. 前の持ち主のApple Account情報を求められたら、まだ前の持ち主のアカウントに紐付いている
  5. 「こんにちは」の画面が出れば、新しい持ち主が使える

iOS 15以降で「所有者にロックされています」という画面が出た場合は、所有権を引き継がないよう注意が必要です。前の持ち主のパスワードを求める画面が出る個体は、安くても買わないでください。

Androidの保護

Androidにも、出荷時の設定にリセットした後に、前の所有者のGoogleアカウントか画面ロックの情報を求める保護があります(Pixelの公式ヘルプ)。その情報を入力できないと、端末をまったく使えなくなります。

購入前に、販売店へGoogleアカウントの削除と初期化の状態を聞きます。初期設定の画面で、前の持ち主の情報を求められないかも見ます。

SIMロックの現行ルール

SIMロックは、他社のSIMで通信できないようにする制限です。総務省の携帯電話ポータルサイトによると、2021年10月以降に発売されたスマートフォンには、原則としてSIMロックをかけることが禁止されています。

端末の発売時期SIMロック出典
2021年10月以降原則として設定が禁止されている総務省の携帯電話ポータルサイト
2021年8月27日以降(ドコモ)設定されていないドコモのSIMロック解除のページ
2021年8月26日以前(ドコモ)設定されている場合があるドコモのSIMロック解除のページ

それ以前に発売された端末は、かかっているかどうかを各社のサイトで調べます。ドコモのSIMロック解除は、2023年10月1日以降、申し込み方法を問わず手数料が無料です。

SIMロックが解除されていない機種では、ドコモの通信も緊急通報も使えません(ドコモの公式ページ)。キャリアで買った端末を他社の回線で使う手順は、キャリアで買ったスマホを他社の回線で使うための確認手順にあります。

バッテリーの状態の見方(iPhone・Pixel)

iPhoneは、設定の「バッテリー」から「バッテリーの状態」を開くと、最大容量が見られます。最大容量は、新品のときと比べた容量の割合です。

Appleは、交換を勧める数値を書いていません。設計上の目安は、iPhone 14以前が500回のフル充電サイクル後も本来の容量の80%、iPhone 15が1,000回です。

Pixelは、設定の「バッテリー」から「バッテリー ヘルス」を開きます。「正常」か「低下」が表示され、「低下」は容量が80%未満の意味です。

機種確認する場所公式が書く交換の目安
iPhone設定の「バッテリー」から「バッテリーの状態」数値の記載なし。設計の目安は、iPhone 14以前が500回で80%、iPhone 15が1,000回
Pixel 8a以降設定の「バッテリー」から「バッテリー ヘルス」容量が80%を下回る、または充電サイクルが1,000回に達したとき
Pixel 3〜8 Pro・Pixel Fold機種によりバッテリー ヘルスの表示がない(6a・7・7 Pro・7a・8・8 Pro)容量が80%を下回る、または充電サイクルが800回に達したとき

「バッテリーの状態」の画面には、著しい劣化や、正規のApple製バッテリーとして認識されない場合の表示が出ます。その他のAndroidは、機種により確認の手段が違うため、販売ページの記載で調べます。

編集部は、中古では最大容量が80%台後半以上の個体を目安にしています。交換を勧める80%に近い個体は、買ってすぐに交換の費用がかかるためです。交換と買い替えの損得は、スマホのバッテリー交換と買い替えの記事で計算しています。

OSの更新期限(サポート終了)を調べる

中古は、新品より更新期限までの残りが短い端末です。セキュリティ更新の期限が過ぎた端末は、更新を受けられません。

当サイトの機種ページには、「サポート・修理の期限(公式情報)」の箱があります。セキュリティ更新の期限を、公式が日付を書いている機種は日付で、年数の方針だけの機種は「目安」として載せています。

メーカー別の年数はAndroidアップデート保証の年数一覧に、Pixelの数え方はPixelの7年アップデートの記事にあります。キャリアの修理受付の終了予定はスマホの修理受付終了予定・サポート期限の一覧です。

販売店の保証と整備済み品の違い

中古の保証は、動作の保証と赤ロム保証が別です。ゲオモバイルの初期不良保証は購入後30日で、赤ロム保証は期間に関わらず返金の対象です(ゲオモバイル公式)。

イオシスは、保証期間の有無にかかわらず、ネットワーク利用制限の保証対応をします。保証書と付属品に欠品がないことが条件で、ジャンク商品は対象外です(イオシス公式)。

販売元赤ロムの保証条件・補足
ゲオモバイル期間に関わらず対象。対応は返金初期不良保証は購入後30日。有料の延長がある
イオシス保証期間の有無にかかわらず対象保証書と付属品に欠品がないことが条件。ジャンク商品は対象外。利用制限の確認は購入者が通信会社に問い合わせる
フリマアプリ・個人取引販売店の保証の対象外購入者自身での対策が必要(楽天モバイルの解説)

フリマアプリでは、「×」や「△」の端末の出品は、規約違反とされることが多いです。出品者のミスで出る可能性はゼロではないと、楽天モバイルの解説ページは注意しています。購入前にIMEIを自分で調べます。

整備済み品や認定中古品は、メーカーや携帯会社が検品して売る品です。保証の長さと赤ロムの扱いは販売元ごとに違うため、中古スマホの販売店7社を保証で比べた記事で並べています。

技適マークと対応バンド

ドコモの公式ページは、技適マークのない他社の携帯電話機は電波法違反となるため、ドコモのネットワークへの接続を断る場合があると書いています。

海外版の中古を買うときは、日本の技適を取得した端末かどうかを、販売ページで確かめます。

ドコモは、他社の携帯電話機での利用について、原則として動作確認を行わず、動作保証もしないと書いています。使う回線の周波数帯に端末が対応しているかは、購入前にメーカーの仕様で調べます。

買う前の確認10項目

購入ボタンを押す前に、次の10項目を上から順に見てください。

確認すること見る場所基準・対処
利用制限の判定携帯会社の確認ページ(IMEI)「○」を選ぶ。「△」は赤ロム保証つきの店だけ
赤ロム保証販売ページ・保証規約期間と、返金か交換かを読む
アクティベーションロック初期設定の画面前の持ち主の情報を求められたら買わない
SIMロック販売ページ・各社の解除ページ2021年10月以降発売の端末は原則かかっていない
バッテリーの最大容量iPhoneは設定、Pixel 8a以降はバッテリー ヘルス80%台後半以上を目安にする
OSの更新期限当サイトの機種ページ残りの年数で選ぶ
動作保証の期間販売ページゲオモバイルの初期不良保証は購入後30日
技適マーク国内版かどうか海外版は接続を断られる場合がある
対応バンドメーカーの仕様と回線の周波数使う回線の周波数に対応しているか
付属品と外装ランク販売ページの写真と説明欠品がないか。イオシスの赤ロム保証は欠品なしが条件

中古を買ったら、回線は格安SIMでさらに安く

中古スマホの持ち味は、端末代を抑えられることです。回線も格安SIMに合わせれば、月々の総額はさらに下がります。使い方に合う組み合わせは、まるごと診断で調べられます。

出典

編集部のまとめ

まとめ

中古スマホの失敗は、赤ロム、ロック残り、電池の劣化、更新期限の4つに集まります。上の10項目を順に調べれば、リスクは大きく減らせます。

初めてなら、大手店の赤ロム保証つき、IMEIの判定が「○」、最大容量が80%台後半以上の3条件で選ぶと、大きな失敗を避けられます。浮いたお金は、回線の見直しに回してください。

よくある質問

よくある質問
ネットワーク利用制限の判定が「×」で、通信も通話もできない端末です。判定は、製造番号(IMEI)を携帯会社の確認ページに入力して調べます。「△」は分割払いの途中で、支払いが滞ると「×」に変わる可能性があります。
2021年10月以降に発売されたスマートフォンには、原則としてSIMロックをかけることが禁止されています(総務省)。それ以前の端末は、かかっている場合があります。ドコモは、2021年8月27日以降の発売機種にはSIMロックがないと案内しています。
「△」は分割払いの途中を示し、支払いが滞ると「×」に変わる可能性があります。買うなら、赤ロム保証を明記している店に限ります。ゲオモバイルとイオシスは、保証期間に関わらず赤ロム保証の対象です。
販売店のような保証がつかず、赤ロムやアクティベーションロックのトラブルは、自分で解決する形になりがちです。「×」や「△」の出品は規約違反とされることが多いものの、出品者のミスで出る可能性もあるため、購入前にIMEIを自分で調べます。
Appleは、交換を勧める数値を書いていません。設計上の目安は、iPhone 14以前が500回の充電後も80%、iPhone 15が1,000回です。編集部は、最大容量が80%台後半以上の個体を目安にしています。
電源を入れて初期設定を始めます。前の持ち主のApple Account情報を求められたら、まだ紐付いたままです。「こんにちは」の画面が出れば、新しい持ち主が使えます(Apple公式)。パスコード画面が出る端末は、消去されていません。
ドコモの公式ページは、技適マークのない他社の携帯電話機は電波法違反となるため、接続を断る場合があると書いています。使う回線の周波数帯に対応しているかも、購入前に調べます。
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