先に結論 — インカメラは「画素だけ」なら104機種で読めるが、F値まで揃うのは62機種
当サイトが掲載している105機種の公式仕様から、インカメラ(自撮り用カメラ)の欄を全数読み直しました。当サイトが掲載する105機種の公式仕様(2026年10月12日確認)の集計は次のとおりです。
- 画素の数字が書かれている機種は104機種/105機種(99.0%)
- そのうちF値(絞り値)まで書かれている機種は62機種(画素が分かる104機種の59.6%)
- 画角(°)まで書かれている機種は10機種(9.6%)
- オートフォーカスに言及している機種は11機種(10.6%)
- 画素の数字が無い機種は1機種(カメラを積んでいない機種。後述)
画素という最も粗い情報は104機種で読めますが、F値・画角・オートフォーカスへの言及は、そこから絞り込むほど少なくなります。この記事は、インカメラの公式表記を全数調査し、「何が何機種で読めるか」だけを数えた記事です。どの機種の自撮りが綺麗か、という判定はしていません。
単位が2つに割れている — MPと万画素(換算式つき)
画素の数字がある104機種を見ていくと、単位の書き方が2つに割れていることが分かります。MP表記が23機種、万画素表記が81機種です。どちらも同じ量(画素数)を指しており、次の式で換算できます。
MP(メガピクセル)= 万画素 ÷ 100(例: 「約1,200万画素」= 12MP。「約4,200万画素」= 42MP)
MP表記を使っているのは、Appleの全16機種と、Google Pixelの一部6機種(Pixel 8・Pixel 8 Pro・Pixel 9・Pixel 9 Pro・Pixel 10・Pixel 10 Pro)、Nothing Phone (3)の合計23機種です。残り81機種は万画素表記で、ブランドで単位が完全に決まっているわけではありません。たとえば同じGoogle PixelでもPixel 9 Pro XLやPixel 11 Pro XLは「万画素」表記です。
⚠️ 当サイトはこの数え直しの過程で、正規表現の罠を1つ踏みました。「約1,000万画素」のようにコンマ入りの数字を(\d+)万画素で取ると、マッチが崩れて0万画素と誤集計されます。本記事の数字は([\d,]+)\s*万画素でコンマを許したうえで、コンマを除いて集計したものです。
画素の分布 — 何MPが何機種か(104機種の全数)
画素の数字がある104機種を、画素数(当サイト集計・MP換算)ごとに数えると次のようになります。画素の数字が読めた104機種を、1行も省かずに数えた内訳です(当サイトの掲載は105機種で、残り1機種はカメラを積んでいません)。
| 画素数(当サイト集計・MP換算) | 機種数 |
|---|---|
| 5MP | 8機種 |
| 7MP | 1機種 |
| 8MP | 18機種 |
| 10MP | 9機種 |
| 10.5MP | 1機種 |
| 12MP | 21機種 |
| 12.6MP | 2機種 |
| 13MP | 4機種 |
| 18MP | 6機種 |
| 20MP | 1機種 |
| 32MP | 16機種 |
| 42MP | 6機種 |
| 49.9MP | 2機種 |
| 50MP | 5機種 |
| 50.3MP | 4機種 |
いちばん多いのは12MPで21機種(104機種の20.2%)、次いで8MPが18機種(17.3%)、32MPが16機種(15.4%)で、この3つの帯だけで全体の過半数(52.9%)を占めます。最小は5MP(8機種)、最大は50.3MP(4機種)で、範囲は約10倍に広がっています。メインカメラの画素数ランキング(関連コラム)では200MPを超える機種もありますが、インカメラではもっとも高い機種でも50MP台にとどまっています。
F値が書かれている62機種と、書かれていない42機種 — F値は何を意味するか
画素の数字がある104機種のうち、F値(レンズの明るさを示す絞り値)まで書かれている機種は62機種、書かれていない機種は42機種です。
⚠️ この62機種という数字は、当初の集計値「58機種」とは一致しませんでした。差の4機種を調べると、iPhone 18 Pro・iPhone 18 Pro Max・Google Pixel 11 Pro XL・Google Pixel 11 Pro Foldの4機種が原因でした。この4機種の公式表記は「ƒ/1.9」「ƒ/2.2」のように、半角の"f"ではなく「ƒ」(U+0192・鉤付きf)という別の文字でF値を書いています。F値を半角fだけで数える正規表現では、この4機種が「F値なし」に誤って数えられます。本記事の62機種は、半角f・大文字F・ƒの3種類すべてを数えた結果です。
F値は小さいほどレンズが多くの光を取り込めることを示す数字で、暗い場所での自撮りに関係します。ただしF値だけで実際の写りの良さが決まるわけではなく、センサーの大きさや画像処理など、公式仕様に出てこない要素も関わります。F値が書かれていない42機種について、当サイトは「暗所に弱い」とは判定していません。公式がその数字を書いていないという事実だけを記録しています。
画角が書かれているのは10機種だけ — 「何人まで入るか」は公表値から読めない
インカメラの画角(度数)まで公式に書いている機種は、104機種のうち10機種(9.6%)だけです。10機種はいずれもGoogle Pixelシリーズで、Pixel 9(95°)・Pixel 9 Pro(103°)・Pixel 9 Pro XL(103°)・Pixel 9 Pro Fold(87°)・Pixel 8 Pro(95°)・Pixel 10 Pro Fold(87°)・Pixel 10 Pro XL(103°)・Pixel 10a(96.1°)・Pixel 11 Pro XL(103°)・Pixel 11 Pro Fold(87°)です。
画角は「1枚にどこまで広く入るか」、つまり自撮りで何人まで同じフレームに入るかに関わる数字ですが、公表しているのがほぼ1ブランドに限られているため、他社の機種は、当サイトが掲載している105機種の公式スペックに画角の記載がありません。「何人まで入るか」は、画角が公式に書かれていない94機種(104機種から画角記載の10機種を除いた数)については、公式の数字では言えません。
オートフォーカスの言及は11機種 — 言及が無いことは「非対応」を意味しない
オートフォーカス(自動でピントを合わせる機能)に公式が言及している機種は、104機種のうち11機種(10.6%)です。iPhone 16・iPhone 16 Pro・iPhone 16 Pro Max・iPhone 16eの4機種は「Focus Pixelsオートフォーカス」、Pixel 9・Pixel 9 Pro・Pixel 9 Pro XL・Pixel 10・Pixel 10 Pro・Pixel 8 Proの6機種は「オートフォーカス対応」と明記しています。残る1機種、Pixel 8は逆に「オートフォーカス非対応」という、対応していないことを明記した珍しい例です。
言及が無い93機種について、当サイトは「オートフォーカスに対応していない」とは書きません。公式の仕様欄にその言葉が無いという事実と、その機能が搭載されていないという事実は別です。当サイトが確認できたのは前者だけです。
全数の外れ値 — カメラを積んでいない1機種
画素の数字が無い1機種は、DIGNO BX3 カメラレスです。公式仕様のカメラの欄が本体側・前面側ともに空で、カメラそのものを積んでいない機種だからです。撮影禁止の現場での利用を想定した法人向け設計で、この種のカメラレス端末については撮影禁止の現場でスマホを持つ方法で別途扱っています。本記事ではインカメラの表記を主題にしているため、この1機種については全数調査の外れ値として触れるだけにとどめます。
公式の数字では分からないこと — 自撮りの写りは画素では決まらない
本記事で数えた画素・F値・画角・オートフォーカスの言及は、いずれも公式仕様欄に書かれた文字列を数えたものです。自撮りの実際の写りが綺麗かどうかは、画素数だけでは決まりません。センサーの大きさ、画像処理(美肌・ポートレートモードなど)、暗所でのノイズ処理といった要素は、多くの機種の公式仕様に数字として出てきません。当サイトはいずれの機種も実機で自撮りを撮って確かめていないため、「このMPなら綺麗」という判定はしません。
本記事の数字はすべて、当サイトが2026年10月12日に各社の公式仕様を読み直して得たもので、出典(公式URL)は各機種ページに載せています。画素・F値・画角のいずれかが「記載なし」になっている項目は、公式の仕様にその言葉や数字が載っていないという意味です。
早見表 — 主要機種のインカメラ一覧
価格帯とブランドが偏らないように選んだ20機種のインカメラ表記です。全104機種の一覧ではなく、分布の広さが分かるように抜き出した代表例です。
| 機種名 | 画素(当サイト集計) | 表記 | F値 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 18 Pro Max | 18MP | MP | ƒ/1.9 | — |
| iPhone 17 | 18MP | MP | f1.9 | — |
| iPhone SE(第3世代) | 7MP | MP | f2.2 | — |
| Google Pixel 8 | 10.5MP | MP | f/2.2 | オートフォーカス非対応と明記 |
| Google Pixel 9 Pro XL | 42MP | 万画素 | f2.2 | 画角103°・オートフォーカス対応 |
| Google Pixel 11 Pro XL | 42MP | 万画素 | ƒ/2.2 | 画角103° |
| Nothing Phone (3) | 50MP | MP | — | F値の記載なし |
| Galaxy S26 Ultra | 12MP | 万画素 | F2.2 | — |
| Galaxy A25 5G | 5MP | 万画素 | F2.2 | — |
| Galaxy Z Fold8 | 10MP×2 | 万画素 | — | 内側・カバー側の2枚構成 |
| Xperia 1 VIII | 12MP | 万画素 | F2.0 | — |
| AQUOS R11 | 50.3MP | 万画素 | F2.2 | — |
| arrows Alpha2 | 49.9MP | 万画素 | F2.0 | — |
| Xiaomi 15 Ultra | 32MP | 万画素 | — | インディスプレイ(画面内蔵)型・F値の記載なし |
| Redmi 12 5G | 5MP | 万画素 | — | F値の記載なし |
| moto g37 | 32MP | 万画素 | — | F値の記載なし |
| OPPO Find X9 | 32MP | 万画素 | — | F値の記載なし |
| BASIO active3 | 8MP | 万画素 | — | F値の記載なし |
| TORQUE G06 | 8MP | 万画素 | — | F値の記載なし |
| らくらくスマートフォン Lite | 8MP | 万画素 | F2.0 | — |
「—」は公式仕様欄にその言葉・数字が無いことを示すだけで、非対応という判定ではありません。個別機種の出典は、各機種ページから確認できます。
編集部の見解
編集部の見解は次の3点です。第一に、インカメラを画素数だけで比べるのは、104機種のうち59.6%でF値が読めない時点で片側だけの比較になります。画素数が高くてもF値が暗ければ、暗所での自撮りはむしろ不利に働く可能性があります。
第二に、画角とオートフォーカスの言及は、現時点ではGoogle Pixelシリーズに集中しています。他ブランドで同じ情報が無いのは「劣っている」という意味ではなく、公式が書く項目の習慣がブランドごとに違うだけだと編集部は見ています。
第三に、当サイトは実機でインカメラを使って比較していません。本記事の数字はすべて公式仕様欄の記載の有無を数えたもので、実際の自撮りの写りの良し悪しを編集部が判定したものではありません。インカメラの画質を重視する読者には、公式仕様の数字に加えて、実際の作例やレビューを別途確認することを編集部として勧めます。
出典と確認日
本記事の集計は、当サイトが掲載している105機種の仕様データのインカメラの欄と、各機種ページの出典として登記している公式ページの記載にもとづきます。確認日は2026年10月12日です。これは当サイトが各社の公式仕様から採った値(2026-10-12確認)であり、メーカー公式が本日新たに何かを発表したという意味ではありません。個別機種の出典ページは、各機種ページから確認できます。
関連コラム
- カメラで選ぶスマホ全機種ランキング — メインカメラの画素数を主題にした記事。本記事はインカメラ(自撮り用)が主題です。
- 撮影禁止の現場でスマホを持つ方法 — 本記事で外れ値として扱ったカメラレス端末DIGNO BX3 カメラレスを主題にした記事。
- リフレッシュレートの表記を105機種で全数確認 — 同じ「公式に書いてあるかどうかを数える」手法の記事。
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買う理由
- Snapdragon 8s Gen 4搭載
- 背面グリフインターフェース(LED通知)
買わない理由
- キャリアショップでの取り扱いが限られるため、購入はSIMフリー版(Amazon等)が中心になる
買う理由
- Tensor G4チップ / 16GBメモリ
- トリプルカメラ(広角+超広角+光学5倍望遠)、超解像ズーム最大30倍
買わない理由
- docomoでの取り扱いはない(au/softbankのみ)
- 価格が192,900円〜と高め
買う理由
- Google Tensor G6 + Titan M3セキュリティコプロセッサ
- 広角・超広角・望遠すべてが4,800万画素以上のトリプルカメラ
買わない理由
- Google Store直販価格は207,800円〜(256GB)と高め
- 楽天モバイルでの取り扱いはない(SIMフリー版のみ利用可)
参考価格はメーカー直販などの価格です。Amazonの販売価格と在庫は商品ページでご確認ください。
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