結論先出し:迷ったらこの基準で選べば大きく外さない
先に結論からお伝えします。LINEMOとUQモバイルは同じ「大手のサブブランド・オンライン専用ブランド」に括られがちですが、性格はかなり違います。
- LINEMOが向く人:割引条件なしで安く使いたい人。月のデータが10GB以内に収まる人。申し込みも困りごともオンラインで完結できる人
- UQモバイルが向く人:auひかりなど対象サービスの自宅セット割を組める人。実店舗で対面サポートを受けたい人。余ったデータを翌月に繰り越して使いたい人
ポイントは、LINEMOは「無条件でこの価格」、UQモバイルは「割引を組んでこの価格」という料金の作り方の違いです。この前提を押さえたうえで、具体的な数字を見ていきましょう。
料金比較表:割引なし/割引フル適用で分けて見る
LINEMOの現行プランは「ベストプラン」と「ベストプランV」の2本立て。UQモバイルは使った分に応じて変わる「トクトクプラン2」と、通話定額込みの「コミコミプランバリュー」が主力です。割引の有無で並べると次のようになります(税込)。
| プラン | データ量 | 割引なし | 割引フル適用 |
|---|---|---|---|
| LINEMO ベストプラン | 〜3GB | 990円 | 990円(割引不要) |
| LINEMO ベストプラン | 〜10GB | 2,090円 | 2,090円(割引不要) |
| LINEMO ベストプランV | 〜30GB | 2,970円 (5分通話無料込み) | 2,970円(割引不要) |
| UQ トクトクプラン2 | 〜5GBの月 | 2,948円 | 1,628円 |
| UQ トクトクプラン2 | 〜30GB | 4,048円 | 2,728円 |
| UQ コミコミプランバリュー | 35GB | 3,828円 (10分かけ放題込み) | 3,828円(割引対象外) |
出典:LINEMO公式・料金プラン/UQ mobile公式・トクトクプラン2/UQ mobile公式・コミコミプランバリュー(2026年8月2日確認・税込)
表の「割引フル適用」は、UQモバイルの自宅セット割(−1,100円)とau PAYカードお支払い割(−220円)を両方適用した場合の金額です。トクトクプラン2は基本4,048円(〜30GB)で、データ利用が5GB以下だった月は自動で−1,100円になる二段階制。そこに2つの割引が乗ると、5GB以下の月は1,628円、30GBまで使った月でも2,728円まで下がります。
割引条件の違い:UQは「セット割前提」、LINEMOは「無条件」
ここが2社の一番大きな分かれ目です。
料金の前提条件を確認しよう
UQモバイルのトクトクプラン2は、割引を組めるかどうかで景色が一変します。自宅セット割(対象のインターネットサービス等との組み合わせ)とau PAYカード払いをそろえられれば5GB以下の月1,628円と強力ですが、どちらも組めない場合は2,948円〜4,048円。一方のLINEMOは割引条件が一切なく、契約したその日から誰でも同じ価格です。
つまり比較すべきは「あなたが割引条件を満たせるか」です。自宅のネット回線がau系(auひかり等の対象サービス)なら、UQモバイルの割引後価格で比べてOK。逆に割引を組む予定がないなら、UQの割引後価格はいったん忘れて「LINEMO 990円〜 vs UQ 2,948円〜」で比べるのが公平です。3GB前後のライトユーザーで割引なしなら、LINEMOベストプランの990円が頭ひとつ抜けます。
なお、通話定額込みのコミコミプランバリュー(3,828円・35GB+10分かけ放題+Pontaパス付き)は、そもそも自宅セット割・au PAYカードお支払い割の対象外です。割引を組めない人でもこの価格のまま使える、いわばUQ版の「無条件プラン」と考えると分かりやすいでしょう。詳しい各社のプラン解説はLINEMOの解説ページとUQモバイルの解説ページにまとめています。
サポート・繰り越し・通話オプションを比較
料金の次に差が出るのが、契約後の「使い勝手」の部分です。
| 項目 | LINEMO | UQ mobile |
|---|---|---|
| 申し込み・サポート窓口 | オンライン専用 (店頭スマホサポートは有料・月最大990円) | 実店舗(UQスポット等)で 対面サポートあり |
| データ繰り越し | 不可 | 可(余った分を翌月へ) |
| データ超過後の速度 | ベストプラン:10〜15GBは300kbps、15GB超は128kbps ベストプランV:30〜45GBは1Mbps | プランに応じた制限あり (詳細は公式サイト参照) |
| 通話オプション | 準定額(5分)550円 定額1,650円 ※ベストプランVは5分無料込み | 通話放題ライト(10分)880円 通話放題1,980円 ※コミコミバリューは10分無料込み |
出典:LINEMO公式・料金プラン/LINEMO公式・店頭スマホサポート/UQ mobile公式(2026年8月2日確認・税込)
サポート:UQは「駆け込める場所」がある
LINEMOはオンライン専用ブランドです。ソフトバンクショップで初期設定などを手伝ってもらえる「店頭スマホサポート」はありますが、これは月最大990円の有料オプション。一方UQモバイルはUQスポットなどの実店舗があり、プラン相談から手続きまで対面で完結できます。スマホの設定に自信がない人、家族の分まで面倒を見る人にとって、この差は月額数百円の差より大きいことが店頭経験上よくありました。
繰り越し:データの波がある人はUQが有利
UQモバイルは余ったデータを翌月に繰り越せますが、LINEMOは繰り越し不可です。ただしLINEMOのベストプランは「〜3GB/〜10GB」の二段階料金なので、使わなかった月は勝手に安くなる仕組みでカバーしている、と捉えることもできます。毎月の使用量が読みにくい人はどちらの方式が自分に合うかで選びましょう。
通話:10分定額ならUQ、完全定額の安さならLINEMO
5分定額はLINEMOが550円(ベストプランVなら込み)、10分定額はUQが880円(コミコミバリューなら込み)。時間無制限の通話定額はLINEMO 1,650円、UQ 1,980円でLINEMOが330円安い設定です。通話スタイルに合わせて選んでください。
LINEMOが向く人・UQモバイルが向く人
| LINEMOが向く人 | UQモバイルが向く人 |
|---|---|
| 割引条件なしで安く使いたい | 自宅セット割+au PAYカード割を組める |
| 月のデータが3GB〜10GBに収まる | 余ったデータを繰り越したい |
| 手続きはオンラインで完結できる | 店舗で対面サポートを受けたい |
| 完全かけ放題を安く付けたい | 35GB+10分かけ放題をまとめたい |
同じソフトバンク系・au系の比較では、UQモバイルとY!mobileの比較も参考になります。また「そもそも通話定額もサポートも不要、とにかく安く」という人は、ahamoとpovo2.0の比較でオンライン専用プラン同士を見比べてみてください。
KEN編集長のまとめ
LINEMOとUQモバイルの比較は、「割引条件を満たせるか」でほぼ決まります。自宅セット割+au PAYカード割を組めるならUQモバイル(5GB以下の月1,628円・繰り越し可・店舗あり)は非常にバランスが良く、組めないなら無条件で990円から使えるLINEMOに分があります。
月30GB級で通話も多いなら、UQのコミコミプランバリュー(3,828円・10分かけ放題込み)とLINEMOのベストプランV(2,970円・5分無料込み)を、通話時間の長さで選び分けるのが実用的です。どちらも品質面は大手サブブランドとして十分な水準なので、生活パターンに合う方を選べば後悔しにくいはずです。