MNPとは?基本をおさらい

MNP(Mobile Number Portability:携帯番号ポータビリティ)とは、今使っている電話番号をそのままに、別の携帯キャリアに乗り換えられる仕組みです。2023年5月からは「ワンストップMNP」が導入され、転出先のキャリアで手続きが完結するようになり、従来の「MNP予約番号を取得してから転入」という2ステップが不要になりました。

ワンストップMNPとは

乗り換え先(転入先)キャリアの手続きをするだけで、元のキャリアへの解約手続きが自動的に行われる仕組みです。ahamoLINEMOpovo楽天モバイル・IIJmioなど主要な格安SIMが対応しています。

MNP乗り換えの手順(ワンストップ対応の場合)

  1. 乗り換え先を決める:料金・データ量・回線エリアを比較して申し込み先を選ぶ
  2. 転入先のサイトから申し込み:本人確認書類・支払い情報・現在の電話番号を用意して申し込み
  3. SIM/eSIM受け取り:SIMカードは郵送(2〜5日)、eSIMは最短即日(eSIMを選ぶ場合の申し込み〜開通の手順と発行手数料はeSIM乗り換えの手順と手数料で詳しく解説しています)
  4. 開通手続き:マイナンバーカードなどで本人確認後、電話または専用アプリで開通
  5. APN設定:iPhoneはプロファイルインストール、Androidは手動で設定

MNP乗り換えにかかる費用

費用の種類金額の目安備考
MNP転出手数料0円2021年から無料化
転入先の事務手数料0〜4,950円2025〜2026年に各社が改定。オンラインでも有料の事業者がある
SIMカード発行手数料0〜440円eSIMなら無料が多い
解約金(1年超で使った場合)0円2019年の法改正で上限が規制され、1年超の解約は0円
解約金(契約から1年以内)1,100円前後2025〜2026年に4グループとも新設(契約日により適用)

2026年の変更点

「解約金は0円」は、1年を超えて使った回線についての話になりました。ドコモ系は2025年7月1日、au系は2025年10月1日、ソフトバンク系は2026年7月1日以降の新規契約、楽天モバイルは2025年4月1日以降の利用開始分について、契約から1年以内の解約に1,100円前後の負担が設定されています。事務手数料もオンラインが一律無料ではなくなりました。契約日ごとの適用条件と各社の金額はスマホの乗り換えタイミング(2026年8月時点)で整理しています。

お得なMNPのポイント

多くの格安SIMではMNP乗り換えに対してキャッシュバックや月額割引のキャンペーンを実施しています。申し込み時にキャンペーンページから手続きすることで数千円〜1万円以上お得になることも。

MNP乗り換えの注意点

① 乗り換えのタイミングに注意

月の途中でMNPを行うと、元のキャリアは日割りにならず1か月分の料金が発生するケースがあります(キャリアにより異なる)。乗り換えは月末最終日前後がお得です。ただし2026年時点では、日付より先に「契約から1年を超えているか」「端末の分割が返却できる回数に届いているか」を確認した方が金額の影響は大きくなります。詳しくは乗り換えタイミングの見極め方をご覧ください。

② 通話中・データ通信中に切断される可能性

MNP開通手続き中の数分間、電話・通信が一時的に使えなくなります。重要な通話の前後は避けましょう。

③ キャリアメールが使えなくなる

@docomo.ne.jp / @au.com / @softbank.ne.jpなどのキャリアメールは原則使えなくなります。Gmailなどへ移行しておきましょう。

④ 端末のSIMロック確認

乗り換え先の回線に対応した端末かどうかを確認してください。SIMロックがかかっている場合は事前に解除が必要です。

これだけは要注意

格安SIMの多くは店舗サポートがないか限定的です。手続きに不安がある方は、実店舗を持つUQ mobileY!mobile・楽天モバイルを検討するか、手順の多いMNPよりも先にまず料金比較から始めてみましょう。

MNPにおすすめの格安SIM 比較

格安SIM料金(20GB前後)ワンストップMNPeSIM
ahamo2,970円/30GB
LINEMO2,970円/30GB
IIJmio1,600円/15GB
楽天モバイル3,278円/無制限
povo2.0990円/3GB(30日)

KEN編集長のまとめ

MNP乗り換えは2023年以降、ワンストップ化によって大幅に簡単になりました。オンラインで申し込みから開通まで完結するeSIM対応の格安SIMなら、最短当日中に新しいプランが使い始められます。

乗り換えによって月額が平均5,000〜8,000円下がるケースが多く、年間で5〜10万円の節約につながります。「面倒そう」という印象があっても、一度挑戦する価値は十分あります。

関連: iPhoneで使える格安SIMおすすめ5選格安SIMのデメリット10選格安SIMの通信速度比較格安スマホはどこがいい?ワイモバイルと楽天モバイルはどっちがいい?

よくある質問

変わりません。MNP(番号ポータビリティ)は電話番号をそのままにキャリアだけを変える仕組みです。
本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)とクレジットカードまたは銀行口座情報が必要です。
2021年の制度改正により、MNP転出手数料は全キャリアで無料となっています。
eSIM対応の格安SIMなら最短当日〜翌日。物理SIMカードの場合は申し込みから3〜5営業日程度かかります。
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