2026年の通信料金 改定カレンダー(一覧表)

まず、2025年4月から2026年12月までに公式発表された改定を施行日順に並べます。右端の「型」は、次章で説明する3分類(型A=契約中の請求が上がる/型B=これから契約する人だけに効く/型C=解約するときの費用が変わる)に対応しています。自分に関係する行がどの型かを見れば、詳しい説明はその型の章に進めば足ります。2026年8月8日時点の調査に、2026年8月18日に確認したソフトバンクのモバイル料金改定(2026年7月1日施行)と、2026年8月22日に確認したmineoのサービス手数料改定(2026年10月1日施行)を追記しています。

施行日事業者内容
2025年4月1日〜楽天モバイル2025年4月1日以降に申し込み・利用開始した回線は、1年以内の解約で解約事務手数料が最大1,078円(Rakuten最強プランU-NEXTは1,100円)。1年を超えていれば0円型C
2025年7月1日〜ドコモ2025年7月1日以降の個人の新規契約(MNPによる新規を含む)は、1年以内の解約で契約解除料1,100円型C
2025年8月20日ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO契約事務手数料を改定。店頭4,950円/オンライン3,850円(LINEMOはオンライン専用で3,850円)型B
2025年9月5日ドコモ店頭の契約事務手数料を4,950円へ改定(ドコモオンラインショップは無料のまま)型B
2025年10月1日〜au/UQ mobile2025年10月1日以降の新規契約は、1年以内の解約で契約解除料が最大1,100円型C
2026年6月1日ドコモ光/ahamo光工事料を改定。派遣工事あり・屋内配線ありが22,000円→28,600円、屋内配線なしが11,660円→18,260円型B
2026年6月1日ソフトバンク光工事費を改定。派遣工事ありが31,680円→47,520円、派遣工事なしが4,620円→5,280円型B
2026年6月2日ワイモバイルシンプル3の月額基本使用料を改定(割引前)。S 3,058円→3,278円/M 4,158円→4,378円/L 5,258円→5,478円型A
2026年7月1日ソフトバンク料金プランのサービス内容と月額料金を改定。改定額は月110円〜550円(契約中のプランにより異なる)。請求締め日が毎月20日の一部利用者は2026年7月21日から。対象と確認手順はこちら型A
2026年7月1日〜ソフトバンク/LINEMO2026年7月1日以降の新規契約・MNP・番号移行を対象に契約解除料を新設(提供開始月から12か月以内の解約が対象)型C
2026年8月1日au/UQ mobile契約事務手数料を改定。店頭4,950円/Web 3,850円型B
2026年9月1日NURO光月額基本料金をプラン別に改定(詳細は次章)型A・B
2026年10月1日So-net光So-net 光 10ギガ 6,270円→6,380円。So-net 光 withフレッツS はマンション990円→1,320円/ファミリー1,278円→1,320円型A
2026年10月利用分〜DTI光 withフレッツファミリー1,046円→1,210円/マンション748円→880円。事前の同意がない場合は自動解約となる案内が出ている型A
2026年10月1日BIGLOBE WiMAX2026年8月1日時点の月額料金に対して+330円。2026年9月1日〜9月30日の解約は契約解除料が無料型A
2026年10月1日mineo2026年10月1日以降の申し込み分からサービス手数料を改定。SIM複製発行手数料 3,300円→3,850円/SIMカード挿し替え手数料 2,200円→2,750円/eSIMプロファイル再発行手数料 440円→0円。契約時の事務手数料(3,300円)は対象外型B
2026年12月1日ソフトバンク光/SoftBank Air既存料金プランの月額を+330円改定(詳細は次章)型A

出典: ドコモ「解約金に関するお知らせ」au「契約解除料の新設について」NURO光「料金改定のお知らせ」ソフトバンク光 料金公式ページ(2026年8月8日確認)・ソフトバンク「料金プランのサービス内容と月額料金の改定について」(2026年8月18日確認)・mineo「サービス手数料改定のお知らせ」(2026年8月22日確認)

改定は3つの型に分かれる

上の一覧はそのままでも情報としては足りていますが、「自分は動くべきか」を判断するには型で読み替える必要があります。改定には性質の異なる3つの型があり、混同すると必要のない乗り換えをしてしまったり、逆に必要な確認を見落としたりします。

型A|契約中の請求が上がる

月額の基本料金そのものが改定されるタイプです。今その回線・プランを契約している人の請求が、改定日以降にそのまま上がります。乗り換えを検討する対象になるのはこの型です。ワイモバイルのシンプル3、ソフトバンクの2026年7月改定、NURO光の一部プラン、So-net光、DTI光、BIGLOBE WiMAX、ソフトバンク光/SoftBank Airの2026年12月改定がここに当たります。

この型でとくに見落とされやすいのが、2026年7月1日のソフトバンクの改定です。改定額が110円〜550円と幅を持って告知されており、自分のプランがいくら上がるのかは公式の一覧を見るまで分かりません。対象になりやすいのは受付を終了した古いプランを使い続けている人で、7月または7月21日以降の請求から静かに上がっています。ソフトバンク値上げ2026年7月の対象と確認手順で、自分が当てはまるかの見分け方をまとめました。

型B|これから契約する人だけに効く

工事費や契約事務手数料の改定です。すでに契約している人の請求は変わりません。論点になるのは「これから契約する場合、改定日より前に申し込めば旧額で入れるか」です。ドコモ光/ahamo光・ソフトバンク光の工事料改定、各社の事務手数料改定がここに当たります。

型C|解約するときの費用が変わる

短期解約金(契約解除料)の新設です。今の契約そのものの請求は変わりませんが、その契約をいつ結んだかによって、解約するときに費用がかかるかどうかが決まります。ドコモ・au/UQ mobile・ソフトバンク/LINEMO・楽天モバイルが、それぞれ異なる施行日で導入しています。

型A:契約中の人が確認すること

型Aは請求に直接効くため、まず自分の契約プランが対象かどうかを確認する必要があります。2026年9月1日、NURO光の月額基本料金が改定されます。プランによって金額が異なるので、正式なプラン名で確認しておくと安心です。

プラン改定前改定後
NURO 光 One 2ギガ(戸建て)5,500円5,720円
NURO 光 One 10ギガ(戸建て)6,050円6,600円
NURO 光 2ギガ(3年契約・戸建て)5,200円5,720円
NURO 光 10ギガ(3年契約・戸建て)5,700円6,270円
NURO 光 2ギガ(マンション)タイプS/タイプL3,850円4,235円
NURO 光 10ギガ(マンション)タイプS/タイプL4,400円4,840円
NURO 光 for マンション 2ギガ(3年契約)2,210円2,420円
NURO 光 for マンション 2ギガ(期間なし)3,090円3,410円
NURO 光でんわ(東海・関西・中国・九州)330円550円

ここで店頭でよく混同されるのが「NURO 光 for マンション」と「NURO 光 2ギガ(マンション)タイプS/タイプL」です。別のプランなので注意してください。前者は建物にNUROの設備がすでに入っている集合住宅向けで、2,210円台からと安いのが特徴です。後者は戸建て向けの設備を集合住宅で個別に引くタイプで、3,850円台からになります。同じ「マンション」という言葉でも金額が大きく違うので、自分の建物がどちらの方式かを契約書や公式サイトで確認しておくと安心です。ソフトバンク光とNURO光の比較でも、この2つの月額差が実質的な比較にどう効くかを整理しています。

なお、2026年7月1日〜9月30日は移行期間として、NURO光の契約解除料が免除される旨が公式に案内されています。改定を受けたくない人にとっては、この期間が動ける窓になります。

出典: NURO光「料金改定のお知らせ」(2026年8月8日確認)

ワイモバイルのシンプル3は2026年6月2日に割引前の月額が改定されましたが、既存ユーザーには「シンプル3特別割引」として220円引きが適用され、2026年12月31日までは改定前と同額に据え置かれます。同じ改定でも、契約時期によって実際に負担が発生するタイミングがずれる例です。おうち割 光セット(A)はS/M/Lいずれも1,650円引きで、これは改定後も変わりません。

出典: ワイモバイル「月額基本使用料変更のお知らせ」(2026年8月8日確認)

2026年12月1日には、ソフトバンク光/SoftBank Airの既存料金プランが月額+330円で改定されます。SoftBank 光 ファミリーが5,720円→6,050円、SoftBank 光 マンションが4,180円→4,510円、SoftBank Airが5,368円→5,698円です。SoftBank 光・10ギガは対象外です。ここで注意したいのは、12月1日を境に一律で上がるわけではないという点です。2年/5年自動更新の既存契約者は、2026年12月以降に自動更新をむかえた後から適用されます。自分の契約がいつ自動更新を迎えるかによって、実際に請求が上がる月がずれます。同時に「PayPayカード割(B)」も用意されており、PayPayカードで330円引き、PayPayカード ゴールドで550円引きが、SoftBank 光+の2年自動更新・自動更新なしを対象に適用されますが、この割引の適用も自動更新後からです。

出典: ソフトバンク光 料金公式ページSoftBank Air 料金公式ページPayPayカード割に関するお知らせ(2026年8月8日確認)

このほか、2026年10月1日にSo-net光(So-net 光 10ギガ 6,270円→6,380円、So-net 光 withフレッツSはマンション990円→1,320円/ファミリー1,278円→1,320円)、DTI光 withフレッツ(ファミリー1,046円→1,210円/マンション748円→880円、10月利用分から適用で事前の同意がない場合は自動解約となる案内あり)、BIGLOBE WiMAX(2026年8月1日時点の月額に対して+330円、2026年9月1日〜9月30日の解約は契約解除料が無料)が続きます。契約中の回線がこの中に含まれる場合は、乗り換えの検討時期として意識しておくとよいでしょう。

出典: So-net「月額基本料金の改定について」DTI「光 withフレッツ 基本料金改定のお知らせ」BIGLOBE「WiMAX 月額料金改定のお知らせ」(2026年8月8日確認)

型B:改定日の前に契約したほうがいいのか

型Bは工事費や事務手数料の改定なので、すでに契約している人の請求には影響しません。論点になるのは、これから契約する場合の話です。2026年6月1日、ドコモ光/ahamo光は工事料を改定しました(派遣工事あり・屋内配線ありが22,000円→28,600円、屋内配線なしが11,660円→18,260円)。同日、ソフトバンク光も工事費を改定しています(派遣工事ありが31,680円→47,520円、派遣工事なしが4,620円→5,280円)。いずれもすでに施行済みのため、現時点では改定後の金額で申し込むことになります。

工事費については、キャンペーンによる割引や分割相殺で実質的な負担が下がる仕組みがあり、それぞれ条件が異なります。光回線の開通工事はどう進む?で、工事の流れとあわせて確認できます。今後も改定が予告される可能性はあるため、契約前に公式サイトの工事費案内を見ておくと、想定外の出費を避けやすくなります。

出典: ドコモ「ドコモ光/ahamo光 工事料改定のお知らせ」ソフトバンク光「工事費改定のお知らせ」(2026年8月8日確認)

型C:「1年以内の解約」は契約日で決まる

型Cは、今の契約そのものの請求には効きません。効くのは「解約するとき」で、しかも適用されるかどうかは契約日で決まります。同じキャリアを使っていても、契約した日が施行日の前か後かで扱いが変わるため、まず自分の契約がいつ始まったかを確認してください。

事業者対象になる契約1年以内に解約した場合
ドコモ2025年7月1日以降の個人の新規契約(MNPによる新規を含む)1,100円
au/UQ mobile2025年10月1日以降の新規契約最大1,100円(プラン別の内訳は未取得)
楽天モバイル2025年4月1日以降に申し込み・利用開始解約事務手数料 最大1,078円(Rakuten最強U-NEXTは1,100円)
ソフトバンク2026年7月1日以降の新規・MNP・番号移行(提供開始月から12か月以内)プランごとに異なる。ペイトク2は1,100円、テイガク無制限やミニフィット2などは748円、キッズ向けは528円、Apple Watch向けは385円
LINEMO2026年7月1日以降の新規・MNP・番号移行(提供開始月から12か月以内)ベストプランは990円、ベストプランVは1,100円
ワイモバイル2026年7月1日以降の新規契約を対象に契約解除料を新設金額は公式サイトで確認できる最新の案内をご覧ください

共通の除外もあります。同じグループ内のブランド間の番号移行(ソフトバンク⇔ワイモバイル⇔LINEMOなど)と、契約から8日以内のキャンセルは、いずれも契約解除料の対象外です。スマホの乗り換えタイミングはいつ?では、1年経過の判定とあわせて、端末の返却タイミングや解約月の日割りルールも整理しています。MNP乗り換えの手順を確認する前に、まず契約日をチェックしておくと二度手間になりません。

出典: ドコモ「契約解除料に関するお知らせ」au/UQ「契約解除料の新設について」楽天モバイル「各種手数料について」ソフトバンク「契約解除料の新設について」LINEMO「契約解除料の新設について」(2026年8月8日確認)

事務手数料は「オンラインなら無料」ではなくなった

「オンラインで申し込めば事務手数料は無料」というイメージは、2026年8月8日時点ではもう正確ではありません。au/UQ mobileが2026年8月1日にWebの手数料も3,850円へ改定したことで、無料といえる選択肢はさらに絞られています。

事業者店頭オンライン/Web
ドコモ4,950円ドコモオンラインショップは無料
au4,950円3,850円
UQ mobile4,950円3,850円
ソフトバンク4,950円3,850円
ワイモバイル4,950円3,850円
LINEMO―(オンライン専用)3,850円
楽天モバイル0円0円
povo2.0―(オンライン専用)0円

2026年8月8日時点で、店頭・オンラインを問わず無料といえるのは、ドコモオンラインショップ・楽天モバイル・povo2.0です。楽天モバイルは2025年11月19日以降、同一名義で累計5回線以上ある場合、6回線目から3,850円/回線がかかります。povo2.0も1年以内に同一名義で累計5回線以上を申し込んだ場合、6回線目以降が3,850円/回線です。複数回線をまとめて契約する場合は、この上限も確認しておくと想定外の出費を避けられます。

関連: povoトッピングのおすすめ組み合わせ

出典: ドコモ「各種手数料の改定について」KDDI「各種手数料の改定」ソフトバンク「必要な費用一覧」楽天モバイル「各種手数料について」povo「事務手数料に関するお知らせ」LINEMO「必要な費用一覧」(2026年8月8日確認)

今回の調査で改定の発表を確認できなかった事業者

2026年8月8日時点の調査では、楽天モバイル・ahamo・povo2.0・LINEMOの月額基本料について、改定の公式発表を確認できませんでした。ただし、これは「値上げしない」ことの証明にはなりません。各社は「値上げしていない」という宣言をわざわざ出すことはないため、発表がないことをもって断定はできないというのが正直なところです。契約前には、公式サイトで最新の料金案内を確認しておくことをおすすめします。

参考として、2026年8月8日時点の現行月額に触れておくと、ahamoは2,970円/30GB、povo2.0は基本料0円(トッピングを都度購入する方式)、楽天モバイルは最大3,278円です。

KEN編集長のまとめ

2026年の改定は数が多く、一覧だけを見ると「とにかく値上げが続いている」という印象になりがちです。ただ実際に確認すべきことは、改定ごとに違います。型A(契約中の請求が上がる)に当たる回線は、乗り換えの検討対象になります。型B(これから契約する人だけに効く)は、今の契約には影響しません。型C(解約するときの費用が変わる)は、契約日をさかのぼって確認する必要があります。

まず自分が使っている回線・光回線が、上のカレンダーのどの行に当たるか、当たるならどの型かを確認してください。型が分かれば、次に何を調べればよいかが自然に決まります。

2026年8月8日時点の情報として整理しましたが、各社の制度は今後も変わる可能性があります。改定の予告が出た場合は、あらためて公式サイトの最新情報を確認してください。

よくある質問

改定によって違います。月額の改定(NURO光の9月、ソフトバンク光の12月、So-net光やDTI光の10月など)は契約中の人の請求も上がります。一方、工事費や事務手数料の改定は、これから契約する人にだけ効きます。
一斉ではありません。2年・5年自動更新の契約は、2026年12月以降に自動更新をむかえた後から適用されます。SoftBank 光・10ギガは対象外です。
一概には言えません。乗り換えには事務手数料(店頭4,950円/Web 3,850円が主流)と、契約から1年以内なら契約解除料がかかります。月々の差額が数百円なら、回収に何か月かかるかを先に計算するとよいでしょう。
2026年8月時点で無料といえるのはドコモオンラインショップ・楽天モバイル・povo2.0です。au/UQは2026年8月1日の改定でWebも3,850円、ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOも3,850円になっています。
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