12月1日に何が変わるか — ahamoは3段階制になる
ahamoは2026年12月1日(火)、月額料金の決まり方が「使用量に応じた3段階制」へ変わります。ドコモが2026年9月25日に発表した内容と、ahamo公式ページの新プラン案内によると、段階と料金は次のとおりです。
| 段階 | 月額(税抜) | 月額(税込) |
|---|---|---|
| 40GB以下 | 2,850円 | 3,135円 |
| 40GB超60GB以下 | 3,750円 | 4,125円 |
| 60GB超120GB以下 | 4,650円 | 5,115円 |
出典: ドコモ公式・2026年9月25日発表 / ahamo公式・新ahamo案内ページ(いずれも2026年9月28日確認)
境界の表記は公式のとおり「40GB以下」「40GB超60GB以下」「60GB超120GB以下」です。「40GBまで」のように言い換えると境界の扱いが不正確になるため、この記事でも公式の表記をそのまま使います。国内通話5分以内無料は新プランにも引き続き含まれており、120GBを超えた場合は速度制限(1Mbps)がかかります。契約自体は現行のahamoと同じ1プランで、月額の決まり方だけが3段階に分かれる形になります。
段階は自分で選ぶのではなく、使った量で決まる
新しいahamoの3段階は、自分で「今月は40GBのプランで」と申告して選ぶものではありません。その月に実際に使ったデータ量に応じて、自動的に段階が判定される仕組みです。ahamo公式は「次のステップへ自動的に移行し、月額料金が変わります。お客さまによるお手続きは不要で、そのままデータ通信を利用できます」と説明しています。つまり40GBを使い切った時点で何か操作をする必要はなく、そのまま通信を続けているだけで、その月の請求額が上位の段階に切り替わります。
ここで意味を混同しやすいのが「上限設定オプション」(無料で設定できる正式名称)です。このオプションを設定すると、ahamo公式の説明では「指定したステップの上限を超える通信が発生した際に、自動で速度制限(1Mbps)がかかり、ご請求が指定したステップの月額料金のみとなります」という挙動になります。つまり上限を超えたら通信速度が制限される代わりに、その月の請求は上位の段階には上がりません。「段階が固定される」という理解は正確ではなく、正しくは「上限を超えた分は上位段階の料金にはならず、速度制限に置き換わる」という仕組みです。なお、上限設定オプションでどの段階を上限として選べるのかという一覧は、2026年9月28日時点のahamo公式ページには明示されていません。40GBが自動で設定される事例は確認できましたが、「40GBまたは60GBから選べる」といった断定はできないため、この記事でも数値を挙げません。
既存契約者は12月1日に上限40GBが自動で付く — ただし例外がある
今回の改定でもうひとつ押さえておきたいのが、既存契約者への自動設定です。ahamo公式は次のように案内しています。
「2026年11月1日時点でahamoを契約中(大盛りオプション契約中を除く)の場合、2026年12月1日よりデータ容量の上限が40GBに設定されます」(ahamo公式)
これを整理すると、基準日は2026年11月1日です。この時点でahamoを契約していて、かつ大盛りオプションを契約していない人には、12月1日から自動で「上限40GB」の設定が付きます。前章の上限設定オプションと同じ挙動で、40GBを超えた月は速度制限(1Mbps)がかかり、請求はステップ1(40GB以下・税込3,135円)のまま変わりません。手続きは不要で、何もしなければこの状態になります。
一方で、大盛りオプションを契約している人はこの自動設定の対象外であると、公式が括弧書きで明記しています。大盛り契約者には12月1日から上限40GBは付かないため、その月の使用量に応じてそのまま3段階のいずれかが適用される扱いになります。この違いが、次章で触れる「大盛り契約者は下がる場合がある」という話の出発点です。
現行30GBの人はいくら変わるか
大盛りオプションを契約していない、現行30GB(税込2,970円)の一般的なahamo契約者について、12月1日以降どう変わるかを編集部で計算しました。前章のとおり、この層には自動で上限40GBが設定されるため、通常は40GB以下の段階(税込3,135円)に収まります。
現行30GB・2,970円(税込)から新プランの40GB以下・3,135円(税込)への変化は、+165円(年換算+1,980円)です。同時にデータ量は30GBから40GBへ+10GB増えています。「+165円で+10GB」という変化なので、1GBあたりの単価で見ると、現行は99円/GB、新プランは78.4円/GB(いずれも編集部算出・小数第1位まで)と、単価としては下がる方向です。
ただしこれは月額そのものが下がるという意味ではありません。払う金額は月165円・年1,980円増えます。「使えるデータ量が増えた分、単価は下がる」という側面と、「支払額自体は上がる」という側面の両方があり、どちらか一方だけを見て評価すると実態とずれます。なお現行ahamo(30GB)の税抜金額は、本記事の確認範囲では公式の一次出典が取れなかったため、この記事では扱いません。
大盛りオプション契約者は、下がる場合がある
ここが今回の改定でいちばん見落とされやすいポイントです。大盛りオプションを契約している人は、前章の「自動で上限40GB」の対象外です。つまり12月1日以降、上限設定が自動では付かず、その月に実際に使ったデータ量に応じてそのまま3段階のいずれかが適用されます。現行は110GB・税込4,950円(30GB+大盛り追加80GB)の固定料金なので、これと比べた差額を編集部で試算すると次のようになります。
| 12月の実使用量 | 新料金(税込) | 現行4,950円との差 | 年換算 |
|---|---|---|---|
| 40GB以下 | 3,135円 | −1,815円 | −21,780円 |
| 40GB超60GB以下 | 4,125円 | −825円 | −9,900円 |
| 60GB超120GB以下 | 5,115円 | +165円 | +1,980円 |
上記は現行4,950円との差額・年換算いずれも当編集部が算出した値です(6-1の留保もあわせてお読みください)。
つまり、大盛りオプションを契約していて実際は60GB以下しか使っていない月がある人は、何もしなくても月額が825円〜1,815円下がる場合があります。110GBという枠に対して実際の使用量が少ない人ほど、下がり幅が大きくなる構造です。逆に60GBを超えて使う月は+165円になるため、大盛り契約者にとっての今回の改定は、「上限110GBの固定料金」から「使った分だけ払う」への変更であり、単純な値上げではなく料金の変動化と整理するのが実態に近いといえます。
ただし、この整理には重要な留保があります。ドコモおよびahamo公式で確認できたのは「大盛りオプションは2026年11月30日に提供終了し、契約中の場合は自動で廃止される」「2026年11月1日時点の契約者への上限40GB自動設定は、大盛りオプション契約者を除く」の2点だけです。大盛りオプション契約者が12月1日以降どの段階から始まるか、上限設定オプションが別途案内されるかは、2026年9月28日時点の公式ページでは確認できませんでした。上の表は、上限設定が付かず、使用量に応じた段階がそのまま適用された場合を前提にした編集部算出であり、実際の請求がこの前提どおりになるとは公式に確認できていない点をご理解のうえお読みください。
大盛りオプションは11月30日で提供終了(新規受付終了ではない)
ahamoの「大盛りオプション」(現行は追加1,980円・税込で80GB増量、合計110GB・合計4,950円・税込)は、2026年11月30日に提供を終了します。ここで注意したいのは、これが「新規受付終了」ではなく「提供終了」だという点です。新規受付終了であれば、すでに契約している人はそのまま使い続けられるのが一般的ですが、提供終了の場合はすでに契約している人の分も含めて仕組み自体がなくなります。ahamo公式も「契約中の場合は自動で廃止される」と案内しており、契約継続の手続きをしていても11月30日でオプションそのものが消える扱いです。
この2語の違いを混同すると、「今契約していれば大丈夫」という誤解につながります。実際には、大盛りオプションを契約中の人も含めて、12月1日以降は前章で見た3段階制のいずれかに置き換わります。「新規に申し込めなくなるだけ」ではなく、「オプションという仕組みごと終わる」という理解が正確です。
上限設定オプションを付けない場合のリスク
ここまでの内容は、上限設定オプションが有効になっている前提での話です。自分で上限設定オプションを外している人、あるいは12月1日以降に新規でahamoを契約した人については、事情が変わります。既存契約者には12月1日から自動で上限40GBが付きますが、自分で上限設定を外した人と、12月1日以降の新規契約者が同じように自動で保護されるかは、公式に案内されていません。
上限設定が付いていない状態で、40GB以下で使っていたつもりが実際には40GBを超えてしまった月を編集部で試算すると、3,135円から4,125円へ+990円(その月だけ)の増加になります。現行30GBの契約と比べると、2,970円から4,125円へ+1,155円という差になります。既存契約者の多くは自動設定によってこのリスクから守られていますが、上限設定を自分の判断で外している人や、これから新規に契約する人は、想定より使ってしまった月にこの増加分が発生する可能性がある、という点は知っておく価値があります。
12月1日に同時に変わるもの(ahamo以外)
2026年12月1日には、ahamo以外の料金プランも同時に改定されます。eximoなどが税込+550円、5Gギガホ系・irumo(3GB/6GB/9GB)などが税込+330円、ギガライト系・irumo(0.5GB)などが税込+110〜220円という区分です。同日には新プラン「ドコモ mini2」の提供も始まります(ドコモ mini2の料金と858円の条件で単独に整理しています)。これらの改定の全体像や実額の詳しい計算は、ドコモ2026年12月料金改定|eximo・irumo・ahamoはいくら上がるかで整理していますので、この記事では料金改定全体の話は繰り返しません。
なお、混同しやすい点として、「ドコモ MAX 60歳以上割」は10月1日開始で、12月1日のahamoやmini2の改定とは別の日程です。同じ9月25日の発表に含まれていたため一緒に語られがちですが、開始日が異なる別の改定として理解しておく必要があります。
編集部の見解
今回のahamo改定を「値上げ」とだけ見ると、実態の半分しか捉えられません。現行30GBを使っている一般的な契約者は、月165円・年1,980円の負担増になります。一方で、大盛りオプションを契約していて実際の使用量が60GB以下におさまっている人は、何もしなくても月額が下がる場合があります。同じ改定のなかに、上がる人と下がる可能性がある人が混在している、というのがこの記事で示したかった構図です。
ただし大盛り契約者の下がり幅については、6章で述べたとおり公式に確認できていない部分を前提にした編集部算出です。12月1日が近づいても上限設定の扱いについて追加の案内が出ていない場合は、実際の請求額を自分で確認することをおすすめします。また、上限設定オプションを外している人や新規契約者は、既存契約者向けの自動保護の対象として案内されていない点にも注意が必要です。断定できることと、まだ確認できていないことを分けて、自分の使用量に当てはめて判断する材料としてこの記事を使ってください。
よくある質問
3段階制になった後、下限が40GBへ上がることを他社のプランと並べて確かめた記事もあります。当サイトが確認した範囲では、40GBに正面から並ぶ他社プランは見つかりませんでした。

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